パンの缶詰

昨年、非常用持ち出し袋を準備したときに、非常食としてパンの缶詰を買いました。

非常食って、普通の缶詰や食材を常備しておいて、食べたら新しいものを補充すればいいと思っていましたが、我が家にはそもそもレトルトやインスタント食品の備蓄がありません。
ストックしておく場所もないし、添加物の多いレトルトやインスタント食品よりは手作りのものを食べさせたい＆料理は苦にならない性格のため、なかなか買う気にもなれなくて。

でもそれでは万が一のとき、本当に食べるものがないので、やはり何か非常時用の食べ物を買わなければと思っていたら、たまたま救缶鳥プロジェクトという取り組みをしている会社を見つけ、その開発ストーリーに共感してパン・アキモトのパンの缶詰を購入しました。

最初は味見用と思って、賞味期限短めの安いものを買ってみました。
1月17日に１缶食べてみましたが、缶づめとは思えないふわふわのパンで、子どもたちは大喜び。

もう１缶は昨日3月11日に食べました。
地震があったこと、そして今も苦しんでいる人がいることを忘れないために、
毎年1月17日と3月11日には、缶詰を食べて地震の話をすることにしたのです。
子どもたちは、わたしの話を神妙な顔をして聞いていたので、一応意図は伝わったのかなと思っています。

このパンの缶詰、とても美味しくて避難所での不自由な生活に思いをはせるには不向きかもしれませんが、
乾いた固い乾パンよりは食べやすいし、子ども向けの非常食としては優秀だと思います。
昨日食べた分は、また備蓄用のパンの缶詰を補充して、震災に備えるつもりです。