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産院の民事再生手続き [妊娠・出産]

わたしが二人の娘を出産した産院が、民事再生法の手続き申請をし、
昨日再生手続き決定となったそうです。

この産院の経営難は知っている人は随分前から知っていたようですが、
わたしは全く知らなかったので、昨日はかなりショックでした。
プロジェクトXにも取り上げられた神戸で恐らく最も古い歴史ある産院だったのですが・・・・。

初めての出産の不安をやさしく取り除いてくれた助産師さん、
立会出産や臍の緒を夫に切ってもらうことにも応じてくれた女医さん、
そして乳児健診のたびに「この子は大丈夫」と励ましてくれた理事長先生。
みなさん、どんな思いでいらっしゃるのでしょう。

特にわたしは理事長先生をとても尊敬していて、
周囲に何を言われても、「この子は大丈夫」「良い子に育ってますよ」と声をかけてくれる、
その声が聞きたくて30分もかけてわざわざ乳児健診を受けにいっていました。
娘たちが出産のときにも神戸にいたら、絶対おすすめしていたと思います。

民事再生手続きをうけることで、診療を継続するのでご安心くださいという旨書かれた文書が
産院のHPにあがっていました。
なんとか復活して、かつてのわたしのように不安でいっぱいの妊婦さん、新米ママたちに
子育ての楽しみ・喜びを教えてくれる産院・小児科として神戸の周産期医療を守ってほしいと願います。

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長女の生まれた日 [妊娠・出産]

このブログを始めたのが長女が1歳になるちょっと前くらいのだったので、
長女の出産のときの記録は残っていません。
月日が経つと忘れてしまいそうなので、
6年前の今日、わたしの記憶に残っていることを書き留めておこうと思います。

6年前の今日は、長女の出産予定日の2日前でした。
前の日にアジアカップの北朝鮮戦が終わり、
当時中国相手の仕事をしていた夫は旧正月で相手方が休みに入り、
普段の激務からしばし解放されたときでした。
「もう、いつ生まれてもいいよ。」
という会話が聞こえたのでしょうか。
日付が変わった深夜に、陣痛らしきものを感じました。

初めての出産ですから、ドキドキしていたのを覚えています。
陣痛の間隔が15分おきくらいになったのが午前4時頃でした。
夫を起こして産院に電話すると、
まだ自宅で様子をみていてくださいね~とのこと。
産院が車で40分ほどかかるところだったので、
そんなのんびりしていてタクシー出産になったらいやだなぁと思いつつ、
朝ごはんなぞを食べて陣痛が10分間隔になるのを待ちました。

10分間隔になったのは7時頃。
もう一度電話をすると、まだ早いと思うけど、自宅が遠いし道が混んでくるから、
とりあえずきてもらいましょうか、と言われいざ出陣!
が、産院に着くと陣痛は少し遠のいていて、
電話で対応していただいた方のおっしゃる通り、まだまだあせることはないって感じでした。。。

一人目なので真面目に体重管理をしていたわたし。
妊娠当初からの体重増加は+8kgでした。
今思えばスバラシイ。

陣痛室で陣痛に耐えること6時間。
分娩室までの道のりは長かった。。。
歩き回ったり、テニスボールで押してもらったり、
陣痛の痛みは覚えていませんが、つらい時間だった記憶だけはあります。

わたしは出産前、助産婦さんの書いたWEBサイトなどを読みあさり、
理想の出産のイメージがかなり強くありました。
「なるべく自然に生みたい」
「夫に立ち会ってもらいたい」
「生まれてすぐの赤ちゃんをお腹にのせて初乳を飲ませるカンガルーケアがしたい」
「臍帯を夫に切ってもらいたい」などなど
いろいろリクエストしたのですが、産院はそれにできる限り対応してくれました。

分娩室ではどれくらい時間がかかったのか覚えていません。
15時55分。
長女の産声が分娩室に響きました。
できるだけゆっくり、赤ちゃんにたくさん酸素を送りながら・・・と意識していた成果なのか、
ピンク色のほんとにきれいな赤ちゃんでした。

元気な産声をあげた長女の臍帯を切ったのは夫です。
臍帯を切るのは医療行為なので、本当はお医者さんにしかできないことなのですが、
わたしの希望に応えて
分娩室で立ち会ってくれた夫がお医者さんに手を添えて、
一緒に臍帯を切る、ということにしてもらえました。
夫は、当日自分が臍帯を切ると言われて面食らったようですが、
(事前に相談はしていなかったので・・・)
女性にしかできない「出産」という大きな仕事に
わずかながら自分の活躍の場?があったことを、後日誇らしげに語っていました。

まだ沐浴もしていない状態の長女を、
お腹の上に乗せてもらいました。
まだ目も見えていないのに、
ずずっと自らおっぱいのほうに進んできて、
乳首をくわえておっぱいを吸う赤ちゃんの生命力に感動しました。
そして、ぱっちり開けた目の大きいこと。
なんて可愛い赤ちゃんなんだろう・・・。
産んだら陣痛の痛みなんてふっとぶというのは、こういうことか、というくらい
生まれてくれた喜びは大きいものでした。

その後自分の部屋に戻れたのはもう夜になっていて、
長い1日だったので疲れ果ててすぐに寝てしまいました。

ここの産院は母子同室だったので、
翌日から長女がわたしの部屋にやってきました。
沐浴してますますきれいな顔になっていて、
母親としての喜びと誇らしさでいっぱいだったことを覚えています。

この日は北海道から母がかけつけてくれました。
この頃まだ現役の教師をしていた母。
こちらにはこれないと宣言していたのにもかかわらず、
なんと日帰りで赤ちゃんの顔を見に来てくれました。
初孫の力はすごいものです。
(本人は「孫」とはいわず「娘の娘」だと主張していましたが・・・)

わたしのつけていた育児日記は産後3日目からスタートしています。
その頃の日記をみると、おむつ替えと授乳の繰り返しで、
ほとんど眠れていなかったことがわかります。
生後10日目の日記に、
「今日は1時間半まとめて寝てくれたので楽だった」と書いているくらいですから。。。

そんな大変さも6年たって思い返せば一瞬のこと。
もちろん、涙を流したこともたくさんありました。
生後3カ月で赤ちゃんホームに預けて仕事復帰したときの後ろ髪をひかれる思い、
なかなか慣れずに「今日も1日泣いてました」と言われて「ごめんね」と泣きながら帰ったこと、
初めての入院宣告を受けたとき。

でもそれ以上に、
子育ての楽しさ、自分が絶対的に必要とされている安心感、子どものいる幸せ、
たくさんの喜びを運んでくれました。

6年たった今、
お世話好きで、音楽と工作が好きで、お手紙書くのが好きで、おいしいものが好きで、
元気で可愛い女の子に成長してくれた海ちゃん。

6歳のお誕生日、おめでとう。
これからも、ゆっくり、ゆっくりでいいから
素敵な女の子に成長していってくださいね。

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産褥ライフ [妊娠・出産]

産後5日目の健診で4kgしか減っておらずショックを受けた体重も
10日目にはあっさり元の体重まで戻ってしまった。
赤ちゃんがおっぱいを飲むのが上手になり、
飲む量がかなり増えたことと、
臨月から悩まされていた浮腫が解消したためだと思う。
ずっと浮腫で象のような足だったので、
人間らしい足に戻れたのは当たり前だけど嬉しい。

会陰切開の痛みもとれて、クッションがなくても座れるようになり、
しばらく立っていてもめまいを感じることもなくなった。
まだ赤い悪露は続いているし、
走るとかなり辛いので完全回復じゃないけど、
あと1週間もすればもっと大分元気になる気がする。やっぱり経産婦は回復が早いらしい。

日曜日、ばあばがきてくれたときに、
長女にばあばと公園行く?と聞いたら
「ママとお散歩いく」
と言われた。
赤ちゃんをばあばに見て貰って1時間弱くらい
一緒にお散歩に出かけただけだけど
長女はすごく嬉しそうで、
早くもっと遊んであげたいのだ。

今はまだ赤ちゃんを外に出せないので、
産後3週間過ぎる再来週くらいには三人で一緒に外遊びができるかな。

それまでは養生しようと、
暇さえあれば赤ちゃんと一緒に昼寝&ごろ寝の毎日です。


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産後五日目 退院 [妊娠・出産]

今日も夜中2時間おきの授乳を覚悟してたのに
1時から4時まで3時間近くまとめて寝てくれてびっくり。
そのかわり、4時から6時半まで起きててちょこちょこおっぱい飲んでたけど。

おかげで体重は3062gまで回復し、無事退院できることになりました( ^^)Y☆Y(^^ )
わたしも診察があったけど何も問題なしと言うことで。
唯一わたし的には体重が4kgしか減ってないことが大問題だったけど。
赤ちゃん+胎盤+羊水だけで4kg以上出してるはずなのに
代わりに何溜め込んでるんだろう?

午後から休みをとってもくれたパパが迎えにきて
タクシーで帰宅。
初めての外気、初めての車にびっくりしたのか
帰路半分くらいは泣いていたかも。
家ではばあばが赤飯炊いておまちかね。
長女は保育園の帰りに病院に寄って帰りが遅くなったけど
帰ってきてすぐに
「赤ちゃんは?」
と赤ちゃんの布団にまっしぐら。
長女の抱っこもちゃんと頭を支えられるようになり
少し安心して見てられるようになった。

家中の大歓迎を受けても
マイペースでおっぱいとねんねを繰り返す
我が家のニューフェイス。
これから4人で仲良くしようね。

そして、入院中、それぞれ頑張ってくれた
長女にもパパにも、
めっちゃお世話になったばあばにも
ありがとう!!


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産後四日目 [妊娠・出産]

昨日の夕方、家族がきてるときにはよく寝てたのに、
夜になるとぱっちり目が開いて
キョロキョロしたり、
にーっと笑ったり、
飽きると泣いておっぱいねだったり、
深夜2時頃まで活発だった。

その後も2時間おき、朝からは1時間おきくらいにちょこちょこ飲んでいたら
沐浴の後、助産婦さんに
「体重、3000gまで回復してましたよ」
とうれしい報告を受けた。
さらにその後の小児科健診では、
助産婦さんには
「この子は母乳をよく飲んで満ち足りてるから泣かないのよ。」
と褒められ、先生にも
「よく笑うのは母乳が飲めているからです。」
と褒められ、気になっていた黄疸の症状を聞いたら、
「もう自力で値が回復してきているから治療の必要はないでしょう。」
とのこと。
明日退院できる可能性はかなり高そうだ。
「母乳の力ってすごいでしょう。」
との言葉を残して去っていく先生が神様に見えた。

産後四日目だと言えないうのに、この子はほんとによく笑う。
午後は14時半頃起きてから夕方までずっと寝ないで、
両手を動かしながら遊んでいた。

残念ながら長女とばあばがきた時にはもう夢の中だったけど。

パパが昨晩と今朝は寂しそうにしていたと言っていたので心配してたけど
保育園で元気を貰ったのかいつも通りの長女だった。
夕ご飯を食べたいらすぐに
「もう帰る」
と言って帰ってしまったので、わたしのほうが淋しかったくらい。
「明日はお家て会えるように頑張るからね。」
とわたしが言うと、
「お家帰ったら一緒にたったったーしよな。」
と言ってくれた。
そうだね。
早く退院して一緒に走って遊べるように頑張るよ。

さあ、今日も夜間授乳、頑張るぞ〜!


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産後三日目 [妊娠・出産]

今日も夜中2時間おきの授乳で朝を迎えた。
急に寒くなって、赤ちゃんが寒くないのか心配。

朝は一旦6時半に起きたけど、午前中は赤ちゃんが寝てるときはわたしも横になってだらだら過ごす。
入院中は、とにかく身体を回復させることが、わたしの使命。

お昼はわたしと同じ産後3日目のお母さんと産後5日目のお母さんが一緒に昼食をとる
お食事会というのがあって、赤ちゃんを預けて会場へ。
産後3日目のお母さんが3人と、
産後5日目のお母さんが2人での食事会。
出産のときの話や産後の話、
名前をどうするかや主治医の話など
和やかにおしゃべりができて楽しかった。

10月18日には4人も出産が重なっていたそうだ。
今日こなかったもう一人は帝王切開で双子を出産したそうで
まだ回復してなくて参加できなかったのかも。
一人、わたしと同じく会陰切開&吸引分娩をした人がいて
赤ちゃんがよく両手を上げてぶるぶるっと痙攣のように震わせるのは
産道で怖いしたのを思い出しているんだと先生に言われたと話してくれた。
確かにうちの子も寝てる時時々両手を上に上げてぶるぶるっとさせている。
怖い思いを乗り越えてきてくれたんだね、と
また胸がいっぱいになった。

もう一人は分娩のとき、隣の分娩台にいた人で、
わたしのほうが遅く分娩室に入ってきたのに先に生まれたから
すごいプレッシャーだったと言われてしまった。
切迫早産で2週間入院したそうで、
5才の上の子に「赤ちゃんがいなければいいのに」
と言われて辛かったと言っていた。
わたしも切迫早産予防の薬は処方されていたけど
結局絶対安静の指示を受けることはなくてラッキーだった。

ほんと、いろんな妊婦さんがいるもんだ。

15時半頃ばあばが長女を連れてきてくれた。
今日は朝からずっといやいや攻撃だったそうだ。
「ママと一緒に遊ぼうか」
と言うと嬉しそうな顔をし、
一緒にパズルをして絵本を読んであげると
すやすや寝てしまった。
寂しいのを一生懸命我慢してるのがわかるだけに
早く退院してあげたい。

普通より一日早く産後五日目での退院を希望してるんだけど
五日目で退院できるかどうかは赤ちゃんの経過次第で
五日目午前中の診察の結果が出ないとなんとも言えない。
おっぱい飲むのはとっても上手になって
よく飲んでくれているので大丈夫じゃないかと思うんだけど。


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産後二日目 [妊娠・出産]

母子同室になって初めての夜は、約2時間おきで授乳。
眠気に勝てず、添い寝添い乳で授乳してたら赤ちゃんもしっかり飲めてなくて
すぐに「もっと飲む〜」と泣き出してしまう。
長女のときも最初はこんなんだったな〜。
でもこの夜間授乳もまだ始まったばかりだし、
一時のことだとわかってるだけに
まだ全然平気。

今日は土曜日。
午後から家族が面会にくるので午前中は寝て過ごす。朝、赤ちゃんの血糖値が下がってきていると言われ、
また点滴?とはらはらしてたんだけど
午後一番の回診では問題ないでしょうと言われ一安心。
回診は小児科の一番偉い先生で、すごく詳しく説明してくれた。

肌がふやけたようになっているのは予定日過ぎて生まれてきた子の特徴で
羊水に浸かっている時間が長かったから。
体のあちこちに虫刺されのような赤くなったところがあるのも
予定日過ぎて生まれた子にはよく見られるもので
5日目くらいで消えるから心配ない。
吸引で生まれたから頭がまだ赤いけど
触っても変な顔しないので痛みはとれてきていて
1〜2週間で治るだろう。
体重は3000g切るまで減っているけど生後すぐには1割くらい減るものなので心配ない範囲内。
何も問題なし、とのこと。
よかった。

ただ、生まれてくるときはものすごくしんどかったはずです、と繰り返し言われて、
改めて、無事生まれてくれたことと、
ここまで元気になってくれたことに感謝した。

午後一番でじいじもきてくれた。
長女のときは確か風邪ひいてたのもあって
入院中は来てもらえなかったので
今回すぐにきてくれて二人目の孫の顔を目を細めて見てくれているのを見て
すごくうれしかった。
パパは昨日仕事でこれなかったので
今日が初抱っこ。
新生児を抱っこするのは久しぶりだから
ぎこちなくて笑ってしまった。
長女は昨日よりずいぶん上手に抱っこできて、
とっても嬉しそう。
「これから仲良く遊ぼうね。」
と話しかけている姿がほほえましい。

みんなに囲まれて、愛されて、幸せだね、赤ちゃん。
ちなみに名前はまだ夫婦間で折り合いがつかず、決定までまだ難航しそう。
長女の時はわたしが決めたので次は自分で決めたい夫と
名付けに思い入れが強くてなかなか夫に譲れないわたし。
さて、どうなることやら。。。


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産後1日目 [妊娠・出産]

初授乳を終えて部屋に戻ってきて、
あ〜日付が変わってる・・と思いながらベッドにもぐりこんだ約2時間後、
添い寝で授乳してください、と助産婦さんが赤ちゃんを連れてきてくれた。
最初の授乳では上手に飲めてなくて、すぐにお腹が空いちゃったのね。
早速添い寝で授乳。
あったかくて、柔らかくて、
赤ちゃんって抱いてるだけで幸せになれる。
2時間くらい二人で寝たと思う。
助産婦さんがもう一度きて起こされた。
再び赤ちゃんはNICUに連れて行かれ、
わたしはそのまま眠りに落ちる。

それから1時間半くらいで再び呼ばれてNICUへ。
赤ちゃんも早く元気になろうと頑張ってくれていることを思うと、
眠いなんて言っていられない。
今度は授乳室での授乳。
ちょっと前に沐浴をしてもらったそうで
ずいぶんキレイになった。目をぱっちり空けて一生懸命おっぱいを吸ってくれる。
わたしはこの顔を見ているのが大好き。

朝食後に再び授乳に呼ばれた。
授乳室には、他のお母さんもきていて小児科の先生と話をしていた。
黄疸がなかなか治らず、退院予定日を越えて入院しているらしい。
赤ちゃんはずっとこにいるのかな。
お母さん、つらいだろうな。
いろんなお母さんと赤ちゃんがいて、
みんなそれぞれ頑張ってるんだよね。

小児科の先生からのわたしへの説明は、
今までの経過は順調だけど、血糖値だけ昼まで観察を続けて、
問題なければ昼から同室になれますとのこと。
血糖値が下がらないためには、ちゃんと母乳を飲ませないといけない、ということで
授乳の前にマッサージを受ける。
これがもう、地獄に突き落とされるくらいの痛さ。
陣痛の痛みには一度も「痛い」と弱音を吐かなかったわたしでも
このマッサージには「痛い」を連発。
上手な人がやると全然痛くないらしいんだけど
今回の人は大外れ。
でも、これで赤ちゃんがおっぱいを飲み安くして、
今絞った分も少しでも飲んでもらわないとね、と言われながら
地獄の苦しみの時間は終わった。
余りに辛かったので後で痛み止めを処方してもらって。

その痛みに耐えたおかげか、昼前に待望の我が子を乗せたベビーコットが届いた!
うれしい〜!
早速ぱしゃぱしゃ記念撮影。
ぱっちり目を開けて、なんて可愛いらしい。。。
ふえ〜ん、と泣いてもわたしが抱くとすっと泣き止む。
ちゃんとわたしがママだってわかってくれてるのね。
ずっと引きずっていたブルーな気分はどこへやら。
すっかり心の中は日だまりのなかにいるような、ほんわりしたいい気持ち。

夕方授乳中に長女とばあばがきてくれた。
赤ちゃんがいる!と娘は興奮気味。
手を洗って早速お顔を覗きこんだり頭を撫でたり、
構ってあげたくて仕方ない様子。
赤ちゃんがなかなかおっぱいから離れなかったんだけど、
離れて落ち着いている間、赤ちゃんはばあばに抱いて貰って長女と一緒に夕ご飯。
でも、長女は妹が気になるようで、
自分のさっさとご飯は終わらせて、赤ちゃん抱っこする!と何度かトライ。
まだ上手に抱っこできないからすぐ泣かせちゃうんだけど、
そのうち上手になるでしょう。

ばあばが抱っこしてる間、自作の歌も歌ってあげていた。
妹はお姉ちゃんをじっと見ながら歌を聞いているようだった。
そういえば、出産前日にパパが
「赤ちゃんいつ生まれると思う?」
って聞いたら
「明日!」
って即答していたんだった。
姉妹二人だけで通じ合うものがあるのかな。

今日もぐずらず自らおうち帰ると言ってばあばと病院を後にした娘を見送って、
わたしは赤ちゃんと二人の生活開始。
これからずーっと一緒だね。
どうぞよろしくね。


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第二子出産記その二 NICU(新生児集中治療室)にて [妊娠・出産]

うとうとしていると、昼前に助産婦さんが
「赤ちゃん見に行きましょうか。」
と呼びにきてくれた。
やった!
歩くのはまだしんどいけれど、
赤ちゃんの顔が見れるんだもの。
痛いだのしんどいだの言っていられない。

NICUに行くと、我が子はガラスケースの中で寝ていた。
足は点滴に繋がれ、
手にも採血したのか点滴したのか管と板がつけられ、
胸にモニターの線(?)を4つくらい貼られ、
なんとも痛々しい。
「呼吸も落ち着いてますし、元気に泣いていますよ。」
と助産婦さんに言われたけど、
ガラスばりのケースの中で泣き声も聞こえない。

しんどかったんだね。
狭い産道、一生懸命降りてきてたのに、
酸素が足りなくて苦しかったんだね。
ママがしっかり酸素を送ってあげられなくてごめんね。
ママが上手にいきんであげられなくてごめんね。
生まれてすぐに、一番栄養と免疫のある初乳を飲ませてあげられなくてごめんね。
ガラスケースに張りついて我が子を見ながら、
わたしは涙が止まらなかった。

助産婦が声をかけてくれた。
「イメージしてたお産とは違ったかもしれないけど、
赤ちゃんが途中でしんどくなっちゃったから、
今回はこれがお母さんと赤ちゃんにとって、最良のお産だったのよ。」
わかってる。
頭ではわかってるんだけど、
でも感情がコントロールできない。
「今日は一日ここで過ごしてもらうけど、
もっと回復してきたら呼びますから授乳してあげて下さいね。
お母さんも今のうちにしっかり休んでおいて下さいね。」
同室になったら昼夜関係なく泣いたらおっぱいの生活。
それに備えてママも早く元気になってねって
赤ちゃんが言ってくれてるのかもしれない。
そうだね。
お互い早く元気になろうね。
わたしは涙を拭いて、NICUを後にした。

そのまま荷物を持って入院のお部屋に移動。
今回は上の子が毎日面会にくることもあり、
できるだけゆっくりしたかったこともあって、
奮発してシャワー・トイレ付きの一番高い個室にした。
広くて快適なお部屋でとにかく横になって休む。

夕方保育園から帰ってきた娘とパパとばあばがきてくれた。
みんな早速NICUに赤ちゃんを見に行ったけど、
部屋の中にすら入れなかったそうで、
窓ガラス越しに保育器に入った姿を見ただけだったとのこと。
赤ちゃんに会えるのを楽しみにしていた娘は残念そう。
明日はきっとお部屋で会えるからね。。

深夜23時過ぎに、部屋の電話の呼び出し音に起こされた。
NICUからだった。
「酸素はずれましたので授乳にきていただけますか。」
「はいっ!」
ぱっちり目が覚めた。
まだ痛みで急ぎ足はできないけど、
気持ちだけ急いでNICUに向かう。

「22時に酸素が切れたんですけど、落ち着いてますので授乳してみましょうね。」
やっと抱っこできたわたしの赤ちゃん!
新生児ってこんなに小さくて軽かったっけ。
最初はうまく吸い付けなかったけど
何度かトライして、やっと上手に飲めた。
おっぱいを飲む顔まで長女が赤ちゃんのときにそっくり。
くりくりのお目目で、一点をじっと見ながら何を感じているのかな。

授乳しながら、わたしは幸せいっぱい。
わたしの大事な赤ちゃん。
無事生まれてくれて本当によかった。
生まれてきてくれて、ありがとう。


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第二子出産記その一 出産の時 [妊娠・出産]

目が覚めたのは深夜1時。
予定日1週間過ぎた大きなお腹のせいか、身体が産後の夜間授乳の準備をしているせいか、
こんな変な時間に目が覚めるのはよくあること。
なんとか寝ようと努力しても寝付けないまま1時間が過ぎた。
起きて眠くなるのを待つか。。。と1時間ほどPCに向かう。

さて、そろそろ寝れるかな、と布団に戻る前にトイレに行ったら
結構お腹の下の方が張っている。
うーん、これって陣痛?
よくわからないけど、まだおしるしもないしな〜。
陣痛なら寝てても目が覚めるだろうし、とりあえず寝よう、と布団にもぐりこむ。

そしてその30分後、午前3時30分。
きた!
どーしても思い出せなかった陣痛の感覚だけど、
きたらすぐにこれが陣痛だとわかった。
家から産院まではタクシーで約30分。
二人目は早いって言うし、タクシー出産だけはしたくないから、
後はこれが何分間隔になるか、ドキドキしながら着替えたり、最後に詰める入院グッズを準備したり。。
17分後間隔できた次はいきなり7分後!
え、もう?はやいな〜。
慌てて夫を起こし、病院に電話する。

陣痛の間隔、長さ、家から病院までの所要時間などを伝え、
じゃあすぐに来て下さい、と言うことで娘も着替えさせる。
まだ午前4時。
寝たまま連れていけばいいやと思ってたんだけど、
娘もぱっちり目が覚めたようだ。
なんせ楽しみにしていた赤ちゃんに会える日と言われたのだから。

タクシー会社に電話。
夜間ダイヤルにかけても繋がらなくてちょっと焦る。
3社目でやっと繋がった。
忘れ物、ないかな?
いざ、出陣!

タクシーの中では6分間隔に。
娘のいる手前、出来るだけ痛みを顔に出さないよう、
堪えながらの30分。
着いた時タクシーの運転手さんに言われた。
「さすが経産婦さんは落ち着いてるね〜。
前に門戸厄神(西宮市)で、この病院(神戸市)に行くと言って脂汗かいてる妊婦さん拾って、その時は焦ったけどね〜。」
・・・こわ〜。タクシーの運ちゃんも大変やね。

病院ではすぐ血圧測って内診。
結構痛いのに子宮口の開きはまだ3cmと聞いてがっかり。
まだまだやん!

陣痛室でモニターを付けながら、陣痛のいきみ逃し。
娘は既に退屈そう。
なんかおもちゃ持ってきてあげればよかったなあ。

わたしはモニターを付けてる間、自由に動けないので陣痛がくるととても辛い。
いきみのがしに大きく息を吐くので
その時娘と一緒に大声を出してみた。
「あ〜〜」
「が〜〜」
「ち〜〜」
いつもは、訳わからん言葉発してるなあ、としか思ってなかった娘の発声が
お産の進行に貢献してくれるとは意外や意外。

大分陣痛の間隔が短くなった気がしたのでナースコールしてもっかい内診。
子宮口は4cmとのこと。
「ここまでくると割と早いですよ。」
正直4cmにはがっかりだったけど助産婦さんの言葉を信じて頑張るしかない。
モニターを外して動けるようになったので
四つん這いの姿勢で腰を動かしながら、夫にテニスボールで痛いところを押してもらう。
娘も一緒に押してくれた。
「ママ、がんばれ〜」
ありがとう、と言うと嬉しそう。
すぐに飽きて「もういい〜」と言われてしまったけど、
少しでもわたしを助けてくれた娘が誇らしかった。

そして再び内診。
子宮口はほぼ全開、分娩室へ移動します、とのこと。
おお、いよいよだ!

陣痛の痛みはピーク。
合間に深呼吸してリラックスして、
と言われても深呼吸がなかなかできない。
赤ちゃんに酸素を送ってあげないと。。。
頭じゃわかってるのに、痛みで身体がついていかない。

もう髪の毛が見えてますよ、助産婦さんの声。
夫と娘も分娩室に入ってきた。

しかし、お産は意外な展開に。
赤ちゃんの心音が下がってきているので、
会陰切開と吸引分娩をさせてもらいます、
と助産婦さんに言われた。
もちろん、はい、と言うしかなく局部麻酔をして切開。
陣痛がきたらお腹の上に助産婦さんが乗って押しながら吸引、
これを3回くらいやっただろうか。
やっと赤ちゃんが出てこれた。

10月18日午前7時23分。
我が家の二人目の姫の誕生だ!
産声が聞こえた。
無事生まれてくれてよかった。。。
「赤ちゃん、生まれたで。ママ、お疲れ。」
パパの声に無言の娘。
娘には、赤ちゃんが生まれる様子がどんなふうに目に映ったんだろう。

赤ちゃんはすぐに検査に連れていかれた。
呼吸が弱かったようだ。
まずは赤ちゃんの安全を確保するのが第一優先、ということで
赤ちゃんを胸に乗せて初乳を飲ませるカンガルーケアもできなかった。

出産を無事終えた安堵感と、
思い通りの出産が出来なかった自己嫌悪感で、
ひたすら幸せと感動でいっぱいだった第一子出産時とは違う複雑な気持ちだった。

しばらくして、助産婦さんが赤ちゃんを連れてきてくれた。
ぱっちり二重のくりくりお目目。
上の子が生まれたときにそっくり!
可愛い。。。
ちょっとだけ抱っこして写真を撮らせて貰ったら
すぐにまた保育器に連れて行かれてしまった。
ああ、残念。。。

10ヶ月、赤ちゃんを育ててくれた胎盤も見せてもらった。
750gもある立派な胎盤だった。
(普通は500gくらい)
胎盤さんにもお疲れ様。
10ヶ月間ありがとう。

娘も大分疲れていたと思うんだけど保育園に行きたいと言うので
ばあばが到着するのを待って、パパも一緒に保育園に連れて行ってもらった。
保育園で先生に「弟ができた」と話したらしい。
ばあばがお迎えに行ったら先生に、
「男の子だったんですか」と言われたそうだ。
いえ、「妹」と言う単語を知らなかっただけです(^^ゞ

わたしはその後陣痛室に戻り、
一人会陰の痛みと後陣痛に耐えながらうとうと。
今のうちに身体を休めておこう。
お産のシーンを頭の中でリフレインさせながら
あんなに大きかった子宮がもうオヘソの下まで小さくなっているのを感じていた。


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