SSブログ

長女の生まれた日 [妊娠・出産]

このブログを始めたのが長女が1歳になるちょっと前くらいのだったので、
長女の出産のときの記録は残っていません。
月日が経つと忘れてしまいそうなので、
6年前の今日、わたしの記憶に残っていることを書き留めておこうと思います。

6年前の今日は、長女の出産予定日の2日前でした。
前の日にアジアカップの北朝鮮戦が終わり、
当時中国相手の仕事をしていた夫は旧正月で相手方が休みに入り、
普段の激務からしばし解放されたときでした。
「もう、いつ生まれてもいいよ。」
という会話が聞こえたのでしょうか。
日付が変わった深夜に、陣痛らしきものを感じました。

初めての出産ですから、ドキドキしていたのを覚えています。
陣痛の間隔が15分おきくらいになったのが午前4時頃でした。
夫を起こして産院に電話すると、
まだ自宅で様子をみていてくださいね~とのこと。
産院が車で40分ほどかかるところだったので、
そんなのんびりしていてタクシー出産になったらいやだなぁと思いつつ、
朝ごはんなぞを食べて陣痛が10分間隔になるのを待ちました。

10分間隔になったのは7時頃。
もう一度電話をすると、まだ早いと思うけど、自宅が遠いし道が混んでくるから、
とりあえずきてもらいましょうか、と言われいざ出陣!
が、産院に着くと陣痛は少し遠のいていて、
電話で対応していただいた方のおっしゃる通り、まだまだあせることはないって感じでした。。。

一人目なので真面目に体重管理をしていたわたし。
妊娠当初からの体重増加は+8kgでした。
今思えばスバラシイ。

陣痛室で陣痛に耐えること6時間。
分娩室までの道のりは長かった。。。
歩き回ったり、テニスボールで押してもらったり、
陣痛の痛みは覚えていませんが、つらい時間だった記憶だけはあります。

わたしは出産前、助産婦さんの書いたWEBサイトなどを読みあさり、
理想の出産のイメージがかなり強くありました。
「なるべく自然に生みたい」
「夫に立ち会ってもらいたい」
「生まれてすぐの赤ちゃんをお腹にのせて初乳を飲ませるカンガルーケアがしたい」
「臍帯を夫に切ってもらいたい」などなど
いろいろリクエストしたのですが、産院はそれにできる限り対応してくれました。

分娩室ではどれくらい時間がかかったのか覚えていません。
15時55分。
長女の産声が分娩室に響きました。
できるだけゆっくり、赤ちゃんにたくさん酸素を送りながら・・・と意識していた成果なのか、
ピンク色のほんとにきれいな赤ちゃんでした。

元気な産声をあげた長女の臍帯を切ったのは夫です。
臍帯を切るのは医療行為なので、本当はお医者さんにしかできないことなのですが、
わたしの希望に応えて
分娩室で立ち会ってくれた夫がお医者さんに手を添えて、
一緒に臍帯を切る、ということにしてもらえました。
夫は、当日自分が臍帯を切ると言われて面食らったようですが、
(事前に相談はしていなかったので・・・)
女性にしかできない「出産」という大きな仕事に
わずかながら自分の活躍の場?があったことを、後日誇らしげに語っていました。

まだ沐浴もしていない状態の長女を、
お腹の上に乗せてもらいました。
まだ目も見えていないのに、
ずずっと自らおっぱいのほうに進んできて、
乳首をくわえておっぱいを吸う赤ちゃんの生命力に感動しました。
そして、ぱっちり開けた目の大きいこと。
なんて可愛い赤ちゃんなんだろう・・・。
産んだら陣痛の痛みなんてふっとぶというのは、こういうことか、というくらい
生まれてくれた喜びは大きいものでした。

その後自分の部屋に戻れたのはもう夜になっていて、
長い1日だったので疲れ果ててすぐに寝てしまいました。

ここの産院は母子同室だったので、
翌日から長女がわたしの部屋にやってきました。
沐浴してますますきれいな顔になっていて、
母親としての喜びと誇らしさでいっぱいだったことを覚えています。

この日は北海道から母がかけつけてくれました。
この頃まだ現役の教師をしていた母。
こちらにはこれないと宣言していたのにもかかわらず、
なんと日帰りで赤ちゃんの顔を見に来てくれました。
初孫の力はすごいものです。
(本人は「孫」とはいわず「娘の娘」だと主張していましたが・・・)

わたしのつけていた育児日記は産後3日目からスタートしています。
その頃の日記をみると、おむつ替えと授乳の繰り返しで、
ほとんど眠れていなかったことがわかります。
生後10日目の日記に、
「今日は1時間半まとめて寝てくれたので楽だった」と書いているくらいですから。。。

そんな大変さも6年たって思い返せば一瞬のこと。
もちろん、涙を流したこともたくさんありました。
生後3カ月で赤ちゃんホームに預けて仕事復帰したときの後ろ髪をひかれる思い、
なかなか慣れずに「今日も1日泣いてました」と言われて「ごめんね」と泣きながら帰ったこと、
初めての入院宣告を受けたとき。

でもそれ以上に、
子育ての楽しさ、自分が絶対的に必要とされている安心感、子どものいる幸せ、
たくさんの喜びを運んでくれました。

6年たった今、
お世話好きで、音楽と工作が好きで、お手紙書くのが好きで、おいしいものが好きで、
元気で可愛い女の子に成長してくれた海ちゃん。

6歳のお誕生日、おめでとう。
これからも、ゆっくり、ゆっくりでいいから
素敵な女の子に成長していってくださいね。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:育児

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント

> 人気ブログランキング

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。