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子どもの心肺蘇生法講座を実施しました [学童保育]

以前、学童のママ友が開催してくれた「子どもの心肺蘇生法」の講座がとてもよかったので、学童内でも開催してもらうことにしました。
子どもたちの通う学童では、夏休みのファミリーキャンプ、スキーなど、保護者主催の野外活動をやっています。
今まで大きな事故はありませんでしたが、万が一のためにこういう知識を身に着けるのも大事じゃない?という話をして、キャンプ実行委員と雪遊び(スキー)実行委員の共催という形で開催しました。

座学ではまず子どもの死因についての話を聞きました。
子どもは大人と違って不慮の事故というのが非常に多いこと。
不慮の事故には交通事故、溺死(小さい子は頭が重いので10cmの深さでも溺れるそうです)、窒息といった原因が多いく、そういった不慮の事故から子どもを守るためには、ヘルメットの着用、残り湯をおいている家ではお風呂に鍵をかけること、海や川ではライフジャケットを着用すること、トイレットペーパーの芯に入るサイズのものは子どもが誤飲したり詰まらせる可能性があることに気を付けて食べ物や家の中を整理しておくこと、スキーやスノボのようなスポーツ時はヘルメットを着用することなどの予防策が大事であるという話をまず聞きました。
今年から、わたしたちが主催する学童のスキーでも、宿舎からヘルメットのレンタルをさせてもらえるよう交渉するつもりです。

そして、子どもの命(大人もですが)を救うための「救命の連鎖」には、1.予防、2.通報(以上があったらすぐに119番すること)、3.一時救命(心肺蘇生)、4.二次救命(病院での治療)があり、1~3までは病院に連れていく前に市民がすることだというお話もありました。

119番通報をするところまで理解したら、では実際一時救命=心肺蘇生をやってみましょうということで実習へ。
前日にパパたちが訓練用のAEDとお人形を運んできてくれていて・・・この光景、なかなか壮観です。
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まずは窒息のとき、詰まらせたものを出すための処置から。
背中をたたく、胃を押してつきあげるなどの練習をして、それでも呼吸が戻らないときには人工呼吸、ということで人工呼吸の練習を。
Qマスクを使って、子どもたちも真剣に練習しています。
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呼びかけても意識がなくて、119番通報、AEDを持ってきて、と頼んだあとは胸骨圧迫。
リズムが大事、ということでメトロノームにあわせて練習しました。
このリズムがAEDに内蔵されているものもあるそうです。
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そして、AEDが届いたら実際に使ってみます。
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AEDが役に立たないこともあるということで、AEDに「ショックは不要です」と言われたときにはすぐに胸部圧迫に戻るという話も重要だと思いながら聞きました。
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しっかり学習させてもらい、事後アンケートは全員が「非常に満足」に丸をつけてくれました。
とても貴重な機会だったと思います。
今回受講できなかった方もたくさんいるので、また是非企画したいと思っています。

3年生の飯盒練習 [学童保育]

子どもたちの通う学童では、毎年3年生は6月に飯盒の練習をします。
7月のファミリーキャンプの夕食はカレーなのですが、そのご飯を炊くのは3年生以上の仕事だからです。
わたしは仕事で付き添えませんでしたが、パパと海ちゃんが同行してくれました。

最初はかまどづくりから。
大きな石を集め、その隙間に小さい石を埋めていきます。
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2グループに分かれたのですが、あーちゃんのグループはかまどづくりはとても早かったそうです。
もう1グループは集めた石が小さすぎて時間がかかったのだそう。
誰かリーダーシップをうまく発揮したのかな、と思ったのですが、みんなでやったとのこと。
チームワークがいいグループだったということでしょうか。

かまどが出来たら、飯盒を並べます。
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火をつけて、うちわであおぐのも子どもたちの仕事。
煙たいので、ゴーグルをつけて頑張っています。
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火が落ち着いたら、大人たちに火の番を任せて川遊びもさせてもらったそうです。
お天気がよかったので、冷たい川の水が気持ちよかったようです。
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ご飯が炊ける頃には、付き添いの大人が作ったカレーも完成し、みんなでカレーライスのおひるごはん。
美味しかったそうで、うらやましい。。。
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あーちゃんと海ちゃんは午後バドミントンがあったのでカレーを食べて早退しましたが、他のみんなはその後もしばらく川遊びを楽しんで帰ってきたそうで、川遊びしたかった~と羨ましがっていました。
来週もピアノの全国大会でバドミントンを休まないといけないので、バドミントンを優先してもらいましたが、こういう楽しい行事のあるときには土曜日の習い事は微妙だなぁと思ってしまいます。

なにはともあれ、梅雨の合間に、楽しい1日が過ごせてよかった。
今回も貴重な体験を子どもたちにさせてくれる学童、そして指導員さんに感謝、感謝でした。

3年生の校外学習 田植え体験 [小学校のこと]

金曜日の校外学習は「田植え体験」
あーちゃんたち3年生はバスで神戸市西区の神出自然教育園に行ってきました。
海ちゃんたちのときは雨模様でしたが、昨日はいいお天気で田植え日和?でした。

最初田んぼに足を踏み入れたときは気持ち悪かったそうですが、慣れると楽しく、9本の苗をきれいに植えられたそうです。

今週2回目のお弁当はリラックマ。
無難に喜んでくれました。
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・・・最近、すっかりフリーハンドでリラックマの顔が作れるようになっちゃいました。

残念ながら田植えした稲の収穫にはいかないそうですが、出来たお米を秋に送ってきてくれるのだそうです。
自分で植えたお米、収穫が楽しみですね。

APU(立命館アジア太平洋大学)の「混ぜる教育」 [子どもの教育]

水曜日は大分県別府市にある立命館アジア太平洋大学(APU)への出張でした。
夏の英語キャンプを手伝ってもらう留学生への事前研修を行うためです。

この企画をしたときから、この大学にはアジア太平洋各国からの留学生がたくさんきていることは知っていたのですが、事前打ち合わせで担当の方と話しをして現在3000名もの留学生(APUでは国際学生と呼びます)が在籍していることを知り、驚きました。
しかも、多文化理解のためのワークショップや英語キャンプなども学生たちが主体的に行っているとのこと。
国際色豊かな大学なんだろうなぁというイメージは確かに持っていたので、その大学を目の当たりにできるのがとても楽しみでした。
実際、行ってみると別府駅からバスで35分。
本当に辺鄙なところに、大学キャンパスの姿が現れるという感じでした。
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事前研修の前に、カフェテリアで食事をしながらアドミッションオフィスの方たちとお話をさせていただきました。
広いカフェテリアの端で、地元のボランティアの方による生け花教室やティーセレモニーが行われています。
国際学生が多いので、ハラル対応メニューやエスニックメニューもいろいろあってわくわくします。
わたしはタイカレーをいただきました。
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辛いけどマイルドでとても美味しかったです!
(タイ人学生には、マイルド過ぎてこれはカレーじゃないと言われるそうですが・・・)

この大学は、英語ベースの試験と日本語ベースの試験があるそうで、英語さえできれば入学でき、かつ授業もすべて英語と日本語の二か国語対応をしているので、ここで学ぶ留学生は卒業時には日本語が話せるようになっており、日本人は共通語として英語が話せるようになっているそうです。
多国籍のクラスメイト、ルームメイト(APハウスという学生寮があります)の中で、いやおうなしに異文化と英語でのコミュニケーションに対応する力を身に着けるこの大学の学生は、卒業後も企業から引く手あまたという話に非常に納得しました。
実際、事前研修に参加してくれた8名(モンゴル、ベトナム、インドネシア、フィジー、ウズベキスタン、台湾、バングラディシュ、英語ベースの試験で入学した日本人)は、とても意識が高く好感度の高い学生さんたちで、この子たちなら、うちのスタッフともうまく協働してきっといい働きをしてくれるだろうと確信しました。

お土産にといただいた「混ぜる教育」(日経BP社)という本を今読んでいます。
とても興味深いです。
・グローバル人材とは、英語に堪能でどこにも根を下ろさないコスモポリタンのような人間ではなく、見知らぬ地域に溶け込み、その地域を愛することができる人。見知らぬ地域を愛せる人は、他人を理解できる人である、という考え方
・学生寮であるAPハウスは先輩学生が新入生に日本で暮らすことのルールをおしえ、多国籍のルームメイトとともに生活することを身体で学ぶ場であるという方針で大学は最低限の危機管理しか行わない。
・学習面でも先輩がティーチングアシスタントとなって、後輩を指導するので、異国からやってきた留学生も孤独感を感じずに学び続けられる仕組みがある。
など、まだまとめきれませんが、こういう今までの日本の大学とは全く違うコンセプトで、本当にグローバルな環境がある大学を創ったこと自体に感服します。

インターネットでMITやハーバードといった世界一流の授業が配信され、誰でも世界トップの授業が受けられるようになった今だからこそ、リアルな大学の存在価値は、人と人が議論を交わしたり、ともにイベントに関わったり、コミュニケーションをとるリアルな体験型の学びの場であること・・・という部分にも共感しました。

うちの娘たちも、こんな環境の中で学んでほしいなぁと思ってしまう素晴らしい大学でした!





3年生の校外学習「神戸 港めぐり」 [小学校のこと]

火曜日は3年生の校外学習「神戸港めぐり」の日でした。

三ノ宮から市役所へいき、メリケンパークまで歩いてそこから港めぐりの船にのり、メリケンパークでお弁当を食べて帰ってくるというスケジュール。
お天気に恵まれ、市役所の24階から山の方を見ると神戸市のマークとイカリのマークが見えたそうです。

あーちゃんが楽しみにしていた東遊園地の花時計。
季節によって花が違うことを事前に聞いていたそうで、この日はどんなお花の花時計かな?と行く前話をしていました。
行ってみると、6月らしくアジサイの花時計だったそうで、「ねえねのときは何やったん?」と海ちゃんに聞いていました。
海ちゃんはもちろん覚えていませんでしたが、よっぽど見れたことが嬉しかったんだろうなぁ。
(本当は何度か前を通ったことはあるのですが)

メリケンパークからの港めぐりは、思ったより豪華な船だったそうです。
念のため酔い止めを持たせたのですが、
「酔い止め飲んだら全然酔わなかった!」
「デッキにも上がった。」
「川重の潜水艦、見えた。あれ、潜ってる間に蓋空いたら大変やな~」
「松方ホールかな、って感じのビル見つけた。」
と、楽しかった話をたくさんしてくれました。

さすがに疲れて、帰ってすぐのピアノのレッスンではフラフラだったそうですが(^^;;

今週は金曜日も環境体験学習で田植えの実習に行きます。
わたしも再びお弁当作り、頑張ります…。

6年生のプール清掃 [小学校のこと]

昨日、6年生は来週からのプール学習に備えてプールの清掃をする日でした。

秋冬の間にプールに生えた苔やこびりついた泥をデッキブラシやタワシでこすり、葉っぱなどはすくって捨て、きれいな水で流す作業をしたそうです。
朝から水は抜きながら作業していたそうなのですが、完全に抜けた中ではなく、汚れた水が残る中に入っての掃除です。
汚~いとキャーキャーいいつつ、先生たちがホースでかける水でビシャビシャになるのも楽しみながら任務を遂行できたようです。

自分たちが使うプール、自分たちできれいにするってとてもいいことだと思います。

あーちゃんにも、6年生がきれいにしてくれたから、来週からプールが出来るね、と言う話をしました。
あーちゃんが6年生になったときにも、海ちゃんが全身汚れながらも楽しく掃除をしていたことを思い出して、積極的に取り組んでくれたらいいなと思います。

自分が遊びたい「こま」について書こう [小学校のこと]

3年生のあーちゃんは、今国語の授業で「こま」の話を勉強しているそうです。
いろんなこまの紹介が出てくるのですが、最後に「自分の遊びたいこまについて書こう」という課題があり、あーちゃんは「とうりつごま(倒立ごま)」をいうこまを考えたそうです。
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とうりつごまは、とうりつをしたら かってにまわることを 楽しむこまです。
たたみの上でとうりつをしても、かってにまわるので、 心ぼう(心棒)は太く、マルクつくられています。
どうがひらたく、まっすぐ作られています。
友だちとするときは、しんどくなって さきにとうろつをやめたらこまがとまるので、そうなると まけなので、とうりつをとっくんした方がいいですよ。


なかなか面白いこまではないですか。
倒立大好きっこのあーちゃんらしい発想です。

その後、こまの種類、どんなのがあるか調べていい?と自分でネットで検索して「ベーゴマ」や「地球ごま」など面白いこまを見つけていました。
こうやって、自分から「もっと深く知りたい」と思う、知的好奇心を引き出す課題はいいですね。
いい勉強をしているなぁと思ったのでした。

フリマデビュー [子どもとおでかけ]

日曜日、働くママサークルWMSの仲間と六甲アイランドのフリーマーケットに出店してきました。
わたしと子どもたちにとってはフリマ初体験です。

六甲アイランドのフリーマーケットは、9時半までに10組集まらないと開催しないとのことで、9時前に到着していたのですがしばらく様子見・・・。
事前申し込みは10組以上いたそうなのですが、天気が不安定な感じだったこともあり、朝の集まりが悪かったようです。
でも、わたしたちが様子見している間にさっさと店開きしている人たちがいて、かつ店開きと同時に買いに来ている人たちもいたので、わたしたちもとりあえず準備して、催行が決まるまでに売れる分だけでも売ろうということに。
その後、数組出店者がきてくれたようでなんとかフリマ成立となりました。

わたしたちのお店はサイズアウトした子供服やおもちゃがメインのラインナップ。
海ちゃんとあーちゃんも、品物並べに大活躍です。
が、最初に買いにきているおばちゃんたちは、日用品や大人用のものを探してるようでした。
学童のバザーでは大人のものは売れないと聞いていたので全く持ってこなかったのですが、場所が違えば客層も違うということですね~。
勉強になりました。
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子どもたちもディスプレイやおもちゃを買いに来た子どもの相手などに活躍してくれて、値切られながらも順調に売れていきます。
なんとなく捨てられなかったサイズアウトした長靴や浴衣、ワンピースなど、買っていってくれる人がいると嬉しいものです。

結局、13時頃に雨が降り出したのでそこで撤収。
売上金を計算してみると、1万円近くの売上になっていて結構な達成感でした。
お天気が微妙で客足もそんなに伸びない中、これだけ売れたら上出来だよね?
洋服は夏物しか売れなかったので、売れ残った長袖は10月にもう一度出店したら売れるんじゃない?
・・・ということで、10月にもう一度やることになりました。
もう一回やれば11月の大きなおはなし会の会場代他の経費も確実に賄えそうです。

しかも、仲間と一緒だと楽しい。
次回の出店も楽しみです♪

あーちゃんの初虫歯 [子どもの病気]

昨日、久々に歯医者さんでの定期健診に子どもたちを連れていきました。

今まで虫歯0だったあーちゃん。
今回初めて
「一番奥の大人の歯に穴があいて虫歯になりかけているので、治療しました。
もう一度きてもらって、治してからフッ素しますね。」
と言われてしまいました。

とうとう、あーちゃんにも虫歯がやってきたようです。
でも、早い段階で見つけてもらえたので、この処置をしてもらえれば、もう大丈夫。
やはり、定期健診、大事だなと改めて思いました。

前回まで毎回のように虫歯になりかけの歯を指摘されていた海ちゃんは、今回は一発合格でフッ素ができました。
そして、あーちゃんに大人顔で一言。
「奥の歯、磨くの難しいからな~。しっかり磨かなあかんで。」
・・・6年生にもなると、奥の歯の歯磨きもちゃんと意識してできるようになっているということなのでしょうね。

そう考えると、大人の歯に生え変わりはじめ、歯の隙間がなくなってくる小学1・2年生~5年生くらいまでは、歯磨きが自分ではきちんとできないことを前提に歯医者の定期健診に連れていくなり、仕上げ磨きをするなり、親の気配りが大事だということなんだと今更ながら納得しました。
学校からいただく保健だよりには仕上げ磨きが必要ということは書いてあったようには思いますが・・・スルーしてました(汗)

あーちゃんの歯磨き、しばらくは気を付けておき、フロスでの仕上げも心がけておきたいと思います。

待機児童問題は、待機児童を抱える母親だけの問題ではない [保育園]

杉並区の保育園問題について、NPO法人フローレンスの代表理事・駒崎弘樹さんがブログでご自身の見解を書かれていました。
杉並区の保育園反対運動に関する、実務家からの考察

この記事に対して、保育園反対派の方からメッセージが届き、それにお答えする形で書かれていた次の記事が非常に興味深かったのでご紹介します。
杉並保育園反対派からメッセージが来たので、反論します

反対派の方のおっしゃる「公園の重要性」にはまったく異論はなく、特に地域に公園が少ない地域では、ただでさえ少ない公園を潰すのか!とお怒りになる気持ちもよくわかります。
子どもが小学生になった我が家でも、安心して子どもが遊べる公園の存在は非常に大事で、一時期工事で近所の公園が使えなかったときには一時的なこととはいえとても残念でしたから。

しかし、それ以上に、「来年4月までに保育園を増やす」ことがなぜ重要かということがこの記事には明快に書かれています。

「復帰しようとしていた働く親(多分母親)は、復帰ができなくなります。充実した職場環境だったら良いですが、非正規ならば失職の危険もあるでしょう。これから働こうと就活していた親(多分母親)たちは、保育園が見つけられずに、就職の機会は奪われるでしょう。

 保育園に入れるか否かは、彼女たちの、雇用に直結します。雇用に直結するということは、今の収入に直結するばかりではなく、将来の収入にも大きく影響します。なぜなら、「キャリアの空白」は日本の就職においてはいまだにマイナスであるからです。それは子ども達への教育支出と非認知能力の発達にも影響し、子ども達の将来の学力にも影響し、更には子ども達の将来所得にも関係するでしょう。

 彼らにとっては、「たかが1年」だとしても、今目の前で保育園を求めている親たちにとっては、その1年はクリティカルに重要なのです。・・・」

そう、復帰時に保育園がないと雇用の機会を奪われる人たちがたくさん出てきてしまうのです。
わたし自身、保育園に入れるかどうか、学童に入れるかどうかは「入れなかったら、わたし仕事続けられないかもしれない」という切実な問題でした。

そして、その「仕事を続けられないかもしれない」という気持ちは、単なる自己実現とかわがままのレベルの問題ではなく、夫になにかあったとき経済的に自立して子どもを育てていけるかという「親としての責任」にかかわる問題でもありました。

こういう問題が起きるときにいつも残念なのは、働く母親vs専業主婦みたいな構図になって、「自分が仕事したいからって子どもを人に預ける、しかも税金を使って、なんて、ただのワガママ」みたいな声が飛び交うことです。
女性が子どものいる・いないにかかわらず、社会人として社会の役に立つために働き、税金を納めることが「子どもを犠牲にしたわがまま」と捉えられてしまうこと自体に、日本社会の根深い「男は仕事・女は家庭」という昭和論を感じざるを得ません・・・。

駒崎さんのブログの最後に、杉並区議員さんの言葉が紹介されています。
「待機児童を抱えたお母さんたちの叫び声を毎年のように聞くのは、もう終わりにしないといけないんです」

素晴らしい議員さんだと思います。
問題をこれ以上先送りしてはいけないという強い意志を持ち、解決のために期限をもって動いたこと自体が素晴らしいです。

子育ての問題は、一過性のもので、子どもの成長とともに何とかなってしまうことが多いです。
保育園も、学童も。
入れてしまえば、入る前の深刻な悩みから逃れて「なんとかなった」という気持ちで次のステージに入ってしまう。
だから、翌年も、またその翌年も、同じ問題に、違う共働き・シングル世帯がぶつかってしまう。

やはり、子育てを経験した当事者こそが、これから子どもを産み、子育てしながら仕事を頑張ろうと思っている若い世代を応援し、守らなければいけないと思います。
わたしにできること、小さいことではありますが、働くママサークルで企画している「大きなおはなし会」はその一歩です。

身近なところから少しずつ、子育てを保育園問題を、待機児童におびえる母親だけの問題ではなく、社会全体の課題に変えていきたいと思います!
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