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中学校の給食がない神戸市 [ワークライフバランス]

ふとしたときに、中学校の給食が話題になりました。
わたしの育った北海道の江別市には、中学校まで給食がありましたが、
夫が育った大阪高槻市では、中学校はお弁当だったそうです。
お互い自分の育った環境が当たり前だと思っていたので、
「え~、お弁当なの!?」
「え~、給食あるの!?」
とびっくり。

ちなみに今住んでる神戸市も、給食がありません。
中学校の給食は、あるのがマイナーなのか、ないのがマイナーなのか、
夫がググると、完全給食を実施している中学校(公立国立私立合計)が、全国で75.6%。(2010年1月)
神戸市がマイナーじゃん!!

給食がなくてまず困るのはWMです。
ってことは、神戸市にはWMが少ないってことじゃない?
調べてみると、神戸市のWEBサイトに
男女共同参画条例設置のときの背景説明みたいな公式文書がありました。

「・・・2000(平成12)年の国勢調査から神戸市の労働力率をみると、
 55.9%と全国平均を大きく下回っています。
 特に、女性の労働力率は、増加傾向にはあるものの、
 2000(平成12)年では42.7%と政令指定都市で最も低い値となっています。
 さらに、女性の年齢階級別の労働力率について、
 日本においては出産・育児期にあたる30歳代にくぼみができる、いわゆるM字型カーブを描いていますが、
 神戸市の場合、出産・育児期後の40歳代の労働力率が20歳代の労働力率に届かず、
 全国の40歳代の労働力率と比較して特に低くなっていることも特徴です。・・・」

2000年のものなのでちょっと古いですが、
女性の40歳の労働力が低いというのは、
神戸市の学童保育事情の貧困さに如実に現れています。
最近はどうなん?と、思って新しい調査がないか調べてみると、
2010年の調査では、M字カーブの曲線が上にずれていたので、
女性の労働力は増えていることはわかりました。(全国との比較はなかったのでわからず)
が、
「夫は外で働き妻は家を守べきだ」という考え方に賛成か反対かの意識調査の結果をみると、
神戸市では男性の59%が賛成もしくはどちらかというと賛成(全国では45.9%)
女性の38.1%が先生もしくはどちらかというと賛成(全国では37.3%)
となっていました。
平成22年度神戸市男女共同参画報告書(PDF)より)

そうか~、神戸市って、共働きが少ない地域だったんだ~、
だから、共働き家庭を助ける意識が低いんだ~、
だから、学童保育も不十分だし、中学校給食も実施されていないんだ~、
と納得しました。
まぁ神戸市は、家庭での食育を推進するためにお弁当にしているみたいな
方針をとっているそうですが。
そりゃ、家庭での食育が大切なのはわかりますが、
市議会議員さんも市長さんも、
毎朝子どもために、出勤前にお弁当作りしたことないんだろ~!なんて言いたくなります。

お隣の西宮市は中学校も給食があります。
毎日お弁当作るのなんて、大変だしな~、西宮に引っ越そうかな~なんて思ったりして(笑)
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