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学童保育で働く指導員さんのこと [学童保育]

うちの子どもたちがお世話になっている学童は、もう30年以上続いている保護者運営の学童です。
保護者が運営し、神戸市から助成金をもらって運営費の足しにしている「地域方式」と言われる学童の中ではかなり古い方になります。

入所者が減り、経営が苦しくなる学童も多い中、毎年抽選を行うくらい入所希望者が多いのは、4つの小学校から子どもたちが通ってこれる立地のよさもありますが、指導員さんの良さもあると思っています。

主任指導員さんは、この4月で丸20年働き続けてくれたことになります。
最近保育士さんの待遇の低さが問題になっていますが、小学生の放課後の時間帯が主たる労働時間になる指導員さんは、パートタイムという位置づけでの月収しかもらえないことが多く、専任で働くのは保育士さん以上に大変です。
平日の労働時間は確かに短いのですが、子どもの長期休みや学校休業日(土曜参観や運動会の振り替えで月曜日が休みになる日)、警報発令時や学級閉鎖のときは朝から子どもたちを預かってくれるし、土日のイベントもあるので、とてもほかの仕事との掛け持ちはできません。
この仕事だけで生活していくのは非常に厳しいと思うのですが、この仕事が好きだから、と保護者ともよくコミュニケーションをとり、一生懸命子どもたちと接してくださっています。

ちなみに、公立の学童は警報発令時や学級閉鎖時は預かってくれませんが、保護者運営の学童は運営主体が保護者なので、開所しないと困る日は開所するので公立の学童の指導員さんとは少し労働条件が異なります。

彼女が働き始めた頃に学童にいた小学生はもう大人になっていて、4月から入所する新1年生の中に、彼女が小学生のときに学童で見ていたOGの子どもがいるそうです。
すごい歴史を感じます。
卒所した子どもたちにとっても、行けば小学生の頃のように温かく迎えてくれる指導員さんがいるというのは、心強いことでしょう。
実際、中学生になってもたまに顔を出してくれたり、高校生、大学生になっても夏休みに手伝いにきてくれるOBOGがいます。

それも、彼女が20年ここで働き続けてくれたからだと思うと、本当にありがたいことだと思うし、これからもまだまだこの学童で働き続けてほしいと心から思います。
そんな気持ちを、届けたいなと思い、子どもたちと保護者で彼女への「ありがとう!これからもよろしくね」寄せ書きをすることを思いつきました。
思いついたのが遅かったので、今から動いて4月の例会に間に合うかどうかわかりませんが、出来るだけ多くのメッセージを集めて渡したいなぁと思っています。

人間相手の仕事なので、いろいろしんどいこともあると思うのですが、子どもたちにも、保護者にも、愛されていること、期待されていることを実感していただき、これからも働き続けてくれたら嬉しいです。
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