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保育士さんになりたい理由 [子どもの成長]

先日夫が買ってきた「日本の給料&職業図鑑」という本を読んでいた海ちゃん。

職業によって、平均給与は随分違って、自分がなりたいと思っていた保育士さんの平均給与が20万でお友達がなりたいと言っていたお医者さんや学校の先生と比べても随分少ないことを知りました。
それでも海ちゃんの保育士さんになりたいという思いは変わらない様子。
「保育士さんは、給与が低いうえに、年をとっても上がっていかない」という話をするパパに
「仕事はお給料で選ぶんじゃないでしょ」とぴしゃり。

「海ちゃんは、保育士さんになって人の役に立ちたい」というので、
どういう風に役に立ちたいの?と聞いてみました。
「働くお母さんが、安心してお仕事ができるようにしてあげたい。」

正直感動しました。
この時期の子どもが「将来なりたいもの」の話は、自分が好きなことをやりたい、というところから出てくる職業が多いと思うのですが、海ちゃんは違った。
小さい子が好きなだけなら、小学校の先生でも幼稚園の先生でもいいのかもしれませんが、働くお母さんが安心してお仕事ができるように子どもたちを見てあげたいから保育士さんだったのね。

こんな思いを持つ保育士さんがたくさんいてくれて、保育園で「お母さん、子どものことは大丈夫だからね。お仕事頑張っておいで」と送り出してくれたら、働くお母さんはどんなに心強いだろうと思います。
そして、自分の娘が働くお母さんのために、何か役に立ちたい、ということを考えてくれていることをとても嬉しく思います。

保育士さんの低賃金は、今の大人が解決しなければならない社会問題です。
海ちゃんのように、高い志を持って保育士さんになりたいと思う人たちが、生活に困って泣く泣く仕事を辞めていくことがないように、賃金の引き上げをしないといけない。
海ちゃんが大人になったとき、自分が保育士さんになる、ならないにかかわらず、子どもができても仕事を続けるのであれば必ず保育士さんにお世話になるはず。
その時までには、保育士さんが働くお母さんとその子どもたちに笑顔で向き合えるような処遇改善を、わたしも一有権者として求めていきたいと思いました。
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