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あーちゃんの創作物語「でかすぎる柿」 [小学校のこと]

あーちゃんが学校で書いてきたお話「でかすぎる柿」
なかなか上手に書けているのでご紹介します。

でかすぎる柿

千年以上も前、ごくごくふつうなおじいさんとおばあさんがいました。
そのおじいさんとおばあさんには、子どもが十人くらいいて、十人中九人が世の中へと飛び立っていきました。
その一人のこった末っ子は、兄弟がみんな結こんして帰ってこなくなり、すごくさみしく、なげいてばかりいました。
その末っ子の様子を見て、おばあさんは何日も神様にねがっていました。
ある日の夜、おばあさんは ゆめをみました。
そのゆめの中に神様があらわれて
「庭の柿の木を見てこらんなさい。」
「その柿の木に一つだけ大きな柿がある。それをわってみてごらんなさい」
と言って消えていってしまいました。
そこでおばあさんが起きました。
そして、庭に行ってみると、どうでしょう。
すごく大きな柿があるではありませんか。
さっそく、おばあさんはその柿を一緒におろすようにおじいさんをよびました。
「あそこに大きな柿があるだろう。その中に子どもがいるらしいんだよ。一しょに手伝ってくださいな。」
と言いました。
「おお、おお、分かった。うちの子がさみしそうだもんな。」
といって、一しょに柿をおろしました。
そして、末っ子が起きないうちに柿をわりました。
すると、柿の中から男の子の赤ちゃんが出てきました。
末っ子が起きたとき、どんなに顔がこうちょう(紅潮)したことか。
そうして、その子を柿太郎と名付け、末っ子はおじいさん、おばあさん、柿太郎と一しょに幸せにくらしましたとさ。
めでたし、めでたし。


先生が「どんなに顔がこうちょうしたことか。」のところにで「すごい表現を知っているね」
全体の講評として「話の流れがしっかりしていてすらすら読めたなぁ」と書いてくれていました。
同感です。
表現力が豊かなのは普段の読書の賜物でしょう。
あーちゃんの書く力は、いい感じに育ってきているなぁと思いながら読ませてもらいました。
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