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指導員さんの永年勤続20年表彰 [学童保育]

今年で子どもたちの通う学童の主任指導員さんが勤続20年となりました。

決して待遇がよいとは言えない学童の指導員として、20年も働いてくださるってすごいことです。
彼女がいてくれるから、安心して子どもを学童に預けて仕事を続けられたという思いはわたしだけでなく、保護者共通の思いだと思います。
感謝の気持ちを伝えようと、現役保護者に加えOBOGの保護者の皆さんにもメッセージカードを書いてもらうことを企画したら、たくさんの方が協力してくれました。
集まったメッセージカードはスクラップブックにまとめて、保護者総会だった昨日、永年勤続表彰でプレゼントすることに。
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学童に在籍している子どもたちにもメッセージカードを書いてもらい、それを花束にしたものも一緒に渡しました。
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プレゼンターは、20年前小学6年生でこの学童に在籍していて、今年自分の娘が学童に入り保護者としてこの学童に戻ってきたMさんと、20年前、小学1年生のときにこの学童に入所し、卒所後大人になってから2年ほど指導員としてここで働いてくれていたYちゃん。
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表彰があることは伝えていましたが、こんなサプライズが用意されていることを全く知らなかった主任指導員さんは涙を流して喜んでくれました。
わたしも思わずもらい泣き・・・

彼女にも一言挨拶をしてもらいました。
指導員になって半年もたたないうちに阪神大震災があり、被害の大きかった東灘区は子どもたちが減ってしまい、4月に運営を再開したときに学童にきていた子どもは4-5人だったそうです。
アルバイトで入ったばかりの彼女はクビになっても仕方ないような状況だったのですが、当時の保護者が指導員は2名体制じゃないとだめだと頑張って彼女を雇い続け、だからこそ今わたしがここにいるんです、という話にまたじーんとしました。
一番児童が多くきていた小学校の隣に学童コーナーができ、この学童にくる児童がいなくなるのではないか、という問題が起こったときは、深夜0時1時まで真剣に話し合い、存続の危機を乗り越えてたこと、その大変だった頃があって、今の学童があるという話もしてくれました。
大変な時代を当時の保護者とともに乗り越え、この学童で働き続けてくれたことを本当にありがたく思います。
そして、この話を今の保護者の皆さんと共有できたことも。
今回は本当にいい総会になったと思います。

総会の冒頭の運営委員長の挨拶の中にも、子どもをめぐる環境が変わり、子どもを安全に充実した放課後を過ごさせるために指導員さんに求められる力は年々大きくなっており、だからこそ今働いてくれている指導員さんが研修に参加し、安心して働ける労働環境を我々保護者が創り上げていく必要があるというお話があり、とても共感しました。

海ちゃんも、もう来年は中学生になりますが、今頑張ってくれている指導員さんたちには、ふらっと学童に行ったときにはいつもの笑顔で「海ちゃん、おかえり」と同じ笑顔で迎えてほしい。
決して潤沢な運営資金がある学童ではありませんが、わたしたち働く親に代わって子どもたちを見守り成長させてくれている指導員さんが働く喜びとやりがいを持ってここで働き続けられるように、わたしたち保護者が声を上げていかなければと改めて思った永年勤続表彰でした。
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