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係りをどうやって決めるか [小学校のこと]

海ちゃんのクラスでは、昨日係り決めがあったそうです。
どういう過程を経て係りが決まるのか興味があったので、係りはどうやって決まるのかを聞いてみました。

「そもそもどんな係りがあるか、っていうのは先生が決めるの?」と聞くと
「違う」と海ちゃん。
子どもたちがどんな係りがあったらいいかを発言して、黒板に書き出していくそうです。
(子どもたちの発言は、子どもたちが過去に所属していたクラスにどんな係りがあったか、に基づいているようです)
出てきた係りの中で、「この係りは委員会とかぶるからいらないかな」「これは必要だね」という話し合いを経て、まずこのクラスで選ぶべき「係り」が決定します。

その後、みんながどの係りをやりたいか決めて、立候補していくそうなのですが、もちろん人気のある係りと誰もやりたがらない係りが出てきます。
海ちゃんの担任の先生が決めたルールは
「・誰もやりたい人がいない係りはなくします。
・係りは男女混合にします。
・希望者が多い係りは、どうしたら全員が仕事を分担できるか自分たちで考えなさい」
という3つ。
海ちゃんは学級会係りをやりたいと思ったけれど、学級会係りは最初の時点で女子が6人も立候補していて、もう一つやりたかったニュース係りの立候補がいなかったので、ニュース係りがなくなるのは嫌だと思ってニュース係りになったそうです。
結局他にもニュース係りをやりたいという男女がいたので、ニュース係りは3人でやることになったそう。
じゃんけんで負けてやりたくない係りに無理やり当てられても、なかなかやる気を出して頑張るのは難しいでしょうから、こういう決め方は面白いなぁと思いました。

係りの仕事内容も、各クラスで少しずつ違ったりするそうなのですが、このクラスのこの係りはこんな風に活動します、というのも係りの中の話し合いで決めるそうです。
先生のトップダウンではなく、子どもたち自身に話し合わせるのがいいなぁと思いながら聞いていました。

もちろん、こんな話し合いで決めていけるのは高学年だからこそ。
(あーちゃんのクラスは昨年までくじ引きだったそうです)
今回は、学級会係りが決まっていなかったので先生が進行したそうですが、今後は学級会係りの進行で話し合いを進めていくことになるそうです。
そう思うと、学級会係りも一度経験してほしいなぁと思ったりもしますが・・・全体を見て自分の立ち位置を決める海ちゃんのことですから、立候補がたくさんいるクラスでは、他の人を押しのけてまでやりたいという動きはとらないだろうなぁ。

こういう一つ一つの話し合いで、子どもたちは確実に成長していくのだと思っています。
それは、塾にはできない、学校教育の大事な部分。
これからも、話し合いの過程を大事にしていってほしいと思います。
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