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子どもの心肺蘇生法 [子どもの病気]

今日は午前中、学童のママ友で小児科医をやっている方が主催・招待してくれた「子どもの心肺蘇生法」講座を受講してきました。

心肺蘇生法の講座は毎年新人研修の中で救急法をやっているので、新人さんたちが受講しているのを見ていてやり方自体は知っていたのですが、自分で実際にやってみたことはなく、一度受講してみたいと思っていました。
子どもに対しての心肺蘇生は、大人とはやはり少し違うそうで、大人の講座は受けたことがあるけど子ども用のは受けたことがないから、と言って参加している方も結構いました。

最初に、小児科医の先生が、平成23年の資料で1歳~4歳の子どもの死因のトップにある「不慮の事故」にはどのようなものがあるかという話を資料をみながらしてくれました。
交通事故、水の事故、転落、窒息など。
なるほど・・・と思いながらも、同じ資料にある10歳から14歳の子どもの死因の第二位が自殺であること、その後15歳から39歳まで死因のトップが自殺であることに心が痛みました。

・・・それはさておき。
子どもが誤飲したり、大きいものが呑み込めなくて窒息したときどうしたらいいか。
肩甲骨の間の部分を手のひらの下のあたりでバンバン叩くか、おへその上あたりをげんこつの小指側のほうでぐっと押すのだそうです。
思いっきり叩いたら骨が折れてしまいそうで怖いのですが、窒息しするよりましです、という看護師さんの言葉にそりゃそうだと思いました。
ちなみに、飴玉で窒息した子を電車で見かけたという話を聞いて、学童の指導員さんがおやつに飴玉を出さないという話をしていたのを思い出しました。
指導員さんのリスク管理は正解だったということです。

そして、意識がなくなり、心臓が止まってしまったらどうするか。
もちろんまずは救急車を呼び、それから心臓マッサージをします。
胸骨圧迫というのだそうですが、胸骨(胸の真ん中の硬いところ)を絶え間なく30回強く押し、2回人工呼吸をする。
大人は人工呼吸しなくても胸骨圧迫だけでもいいと言われているそうですが、子どもが心臓が止まる原因で心筋梗塞など心臓が原因のことは少ないため、人工呼吸が大事なのだそうです。
そして実際に練習しました。
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胸骨圧迫、結構力がいるので疲れます。
でも救急車が到着するまで平均5分~7分かかるそうで、その間心臓が動かなければずっと継続しなければなりません。

AEDの使い方も練習したのですが、AEDは心臓が完全に停止してしまったら効かないそうです。
そのときは、やはり胸骨圧迫をし続けるしかないそうで・・・。
そんなことも知らなかったのでとても勉強になりました。

一緒に参加したお友達と、学童でもキャンプで川遊びをしたりするので、こういう講座、指導員と保護者が一緒に受けておいたほうがいいよね、という話をして帰ってきました。
本当に万が一のときのための講座ですが、受講出来て良かったと思います。
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