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企業経営と女性活用の講演会 [子どもの成長]

昨日は兵庫県経営者協会が主催する
女性産業人懇話会10周年記念式典の中で行われた
日本IBM特別顧問・内永ゆか子さんの講演会を聞きに行ってきた。

女性活用のために日本IBMが取り組んできたことの話がメインで、
まずトップが企業戦略として取り組むことを宣言することが大事とか
その戦略を実行するためのシステム作りが必要とか言う話。
さすが日本を代表する女性エグゼクティブなだけあって
話は面白かったし迫力があった。

ただ、この講演会の出席者はほとんど経営者と企業の女性活用推進担当の方だったようで
わたし自身にとっては少し遠い話だった。
企業がダイバーシティを戦略として行うときに
こういうことを知っておくことが大事で
こういう取り組み方があることはわかったけど
そのためにはまず社長の意識がそっちに向くかどうかが問題というのが大前提だったから。

心に残ったのは女性が辞めていく理由で一番多かったのは
結婚出産による家事育児との両立よりも
「将来がみえない」ことへの不安や焦りだったと言うこと。
たしかにわたしも今の会社は子育てには理解があって
育児との両立理由に会社を辞めるつもりは全くないけど
もっと自分の力が活かせる場がないかはずっと考えている。
内永さんはこれを「女性は男性と違ってロールモデルが少ないことが原因(の一つ)」と言っていた。
それだけが原因じゃないと思うけど、そんなことを考えるのがわたしだけじゃないんだ
ということが、発見だった。

もう一つ心に残ったこと。
内永さんから女性たちへのメッセージの中に
「ネットワークを大事にしてください」と言うのがあった。

特に管理職になるような女性は、
自分が女性だからと特別扱いされていると思われたくないがために
一人で仕事を抱え込んでやり切ろうとする傾向があるけど
人を上手く使うのも能力の一つだし
社内外から有益な情報を仕入るためにも
ネットワークを活用することは大事と言う話。
男性社会では飲み会やゴルフなんかの中で
先輩が後輩に社内の情報やビジネスの不文律みたいなものを伝授しているらしいが
わたしみたいに子どもの保育園のお迎えがあるから飲み会は基本的に欠席、
土日はもちろん基本的に子どもと過ごす時間、
ランチの時間も惜しんで仕事片付けることもしばしばな仕事のスタイルで、
ネットワークなんてどうやって作ればいいの?
と思って最後の質疑応答の時間に質問してみた。

内永さんの答えは、
・男性の飲みニュケーションに入る必要はないしそもそも入れてもらえない、
・IBMではイントラのチャット機能を使って働くママ同士のネットワークを作っていた、
・そういうネットワークを活用したりこういう講演会なんかで知り合った縁を大事にする、
・そして育児で本当に忙しいときには無理する必要なくて少し余裕ができたときに作ればいい、
・ただ既に持っているネットワークは大事にしてください
とのこと。

IBMのような大企業じゃないから、働くママ同士のチャットルームをイントラ上につくるなんて無理だし、
どうやってネットワークを作ったらいいかというわたしの求めた答えとは少し違うけど
まあ結局子どもが小さくてバリバリ働けないうちは我慢の時期ということなんだろう。

中小企業で働くわたしにはあてはまらないことは多い話ではあったけど、
パワフルな内永さんからそのパワーをおすそわけしてもらったことは確実で、
やっぱり行ってよかったな、と思える講演会でした。


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忠

 ネットワークの可能性は周りにあります。ようはこちらからの働きかけが大事で、あなたの場合はこの「ブログ」という宣伝・交流媒体をもっているだけに、「このブログに感想、ご意見を」と名刺、案内たよりをつくり、保育園の父母は同じ子育てしながら仕事をしている人、保母さんも働く婦人、あなたの小、中、高、大学の同期生は同じ年の人たち、この人たちにメール送ったり、案内渡したりしたら、反応が返ってくると思いますよ。
 私は先日中学校の同期会に行ってきましたが、そのルポを14人に送ったら、8人から返事が来ました。参考に
by 忠 (2007-09-23 16:35) 

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