ピアノの発表会

27日は海ちゃんのピアノの発表会でした。

が、2日前になっても、ノーミスで弾けない海ちゃん。
あまりの仕上がりの遅さに朝はパパに今日から本番まで30回は練習しろと言われ、
その後にピアノの先生には50回は練習しろと言われ、
涙を流しながら練習していました。
「もうしんどい」と泣いているのをみるのも辛かったのですが、
「海ちゃんは、本番どんなふうに弾きたいの？」と聞くと
「ノーミスで、きれいに弾きたい・・・。」
本人も、練習が必要なのはわかってるんですよね。
その後、本当に一生懸命頑張って、前日にはなんとかノーミスで弾けるようになり、
当日までに50回の練習を達成して迎えた本番でした。

今回、連弾が「サウンド・オブ・ミュージック」のナレーションにあわせて
物語に出てくる曲・9曲をリレーで弾いていくという試みで、
10時からリハーサルがあり、家を出たのは9時。
でも海ちゃんの出番はソロも連弾も最後の方で、ソロの出番がまわってきたのは14時半過ぎ。
ほんとピアノの発表会は長丁場で大変です。

緊張した面持ちで出てきた海ちゃん。
今回の曲は、バッハの「春」です。
出だしは音にも緊張が感じられて大丈夫かな・・・といった感じでしたが、
なんとか途中で止まってしまうような大きなミスはなく、
後半はとっても伸び伸び弾けました。

演奏が終わって楽屋から出てきた海ちゃんは、元気いっぱいのキラキラ笑顔で
「次もう連弾のスタンバイだから！」と言い残して楽屋に走っていきました。

連弾の「サウンド・オブ・ミュージック」はみんなとっても上手で、
昔よくみた懐かしい映像を思い浮かべながら気持ちよく聞かせてもらいました。
海ちゃんの弾いた曲は「自信を持って」

リハーサルのときには自信のなさそうな音でしたが、本番は元気よく「自信を持って」弾けたようです。
前に弾く二組があまりにも上手なので、ここでこけないように・・・と祈るような気持ちで見ていたわたし。
終わったときには思わず涙ぐんでしまいました。
よくここまで頑張ったなぁ。。。

最後に花束を持って写真撮影。
達成感にあふれるいい表情でした。
この達成感があるから、ピアノは楽しいんだろうなと思います。
次は7月の兵庫県学生ピアノコンクールです。
またこの笑顔が見れたらいいな。
頑張ってね、海ちゃん！

コメント 2

　最後はのびのびと弾けて、聞く人にも安心して聞けてもらえるほどでよかったね。
　ただ、ブログを読んでいて、胸が苦しくなったよ。上手に弾こうと思っているのは誰よりも海ちゃん自身だものね。ピアノの先生にも練習を強く言われ、親にも追いつめられる、やり場のないつらい海ちゃんを思うと悲しくなったな。うまくいかないところを大人が総がかりで追いつめるのではなく、一つ一つ克服する喜びを味わせてやろうと一緒に寄り添うのが親の役割かなと思ったりしました。(たとえば、ここはできたね―、やったー。この指の動きこうすればうまくいった―などの発見はつらさと面白さを自ら獲得していくようなことです。）
　そして、小学3年生といっても、それなりの意思を持った人格だもの、理解と納得の過程を大事にしたいものね。親の期待に応え、悲しませたくない子どもの優しさ、それ故に心のどこかに巣くった痛みは、フォローしておくことも大事かなと思ったりして、考えさせられました。

by naoko (2013-04-28 20:40) 

練習の時のやり取りを割愛しているので、ご心配をおかけしました。
ちゃんとフォローしているのでご安心を。
ご心配ありがとう。
by Ai (2013-04-29 10:55)