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コーチングと子育て [子どもの教育]

わたしは実は「教育コーチ」という資格を5年くらい前に会社でとらせてもらい、
コーチングのさわりの部分は学んでいました。

先日会社の研修で、NPLコーチングという、
教育コーチよりももっと広義のコーチングを広めている
プロのコーチの方のお話を聴く機会がありました。

非常に話が面白く、2時間半の講義もあっという間に感じたくらいでした。
その中で特に印象に残った言葉が
「子どもたちに伝えてほしいのは、君はOKだよ、というメッセージ」
という言葉。
何か悪いことをしたとき、目標を達成できない行動をしているとき、
非難すべきはその行動自体であって、
その子そのものは常にかけがえのないダイヤモンドのような存在だと思っているべき。
(この話を聴いた翌日に、海ちゃんから学校での学習障害の子に対する  先生の対応の話を聴いたので、本当に子どもってすごいとびっくりしました。)

そして、その子が問題のある行動を起こすのは、
指導者(もしくは保護者)たる自分自身の力不足だと思うべきだということ。

そして、
「子どもとの約束を守りなさい」
という言葉。

仕事やさまざまな理由で子どもとの約束が果たせないとき、
子どもは「お父さんお母さんにとっては自分よりも大事なものがあるんだ」と感じてしまう。
そのことが、子どもの自己否定に繋がってしまう。
だからこそ、子どもとの約束は守り、
「自分は何よりも優先されている存在だ」ということを実感させることが
子どもに自信を与えるんだという話。
そして、だったら最初から約束なんてしなければいい、なんて小さなことを考えず、
困難でも約束をして、それをきっちり果たす大きな大人の姿を
子どもに見せてやってほしいというお話。

親子の信頼関係の構築って、こういう小さなところから
始まったり、壊れたりするんだなぁと思い、
夜寝る前絵本を読んであげるとか、
小さな約束でも子どもとの約束はちゃんと守ろうと思ったのでした。

他にもたくさんなるほどと思えることをお話されていたのですが、
また自分の中でまとめてから書きとめていこうと思っています。
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コメント 2

naoko

大人も肯定されて生きたいよね。子どもなら知恵も経験も不足しているだけに、「OK}のメッセージをたっぷり送りたいね。ただ、問題行動するには背景があるのだけど、親や先生も一生懸命に生きていることも認めてあげてほしいのね。一生懸命生きているのにうまくいかないときは、貧困問題や競争や効率を求め、ゆとりのない生活を強いられていることが多いのね。社会の在り方としても考えあってほしいと思うのね。子どもとの約束事も親が社会的に生きていればやむにやまれず約束を守れないことがあるでしょう。大事なことは、守れなかった苦しい気持ちを吐露しながら、子どもを一人の人間として誠意をもって対応する姿勢こそが大事なような気がするのね。大人の人格が問われるような事態の時は、「子どもだから」と守る視点ばかりでなく、信頼して語ってくれている、対等のかかわり方が信頼が深まるように思うな。海ちゃんには十分その育ちに来ているようよ。

by naoko (2012-06-30 00:39) 

Ai

>naokkoさん
この講師の方も、約束を守るということを通して、子どもを一人の人間として尊重し、誠意を持って接することが子どもの自己肯定感を高めるということを言いたかったのだと思います。
(わたしの言葉足らずですね)
もちろん、子どもとの約束を守れないこともあるだろうけど、いつもいつも後回しにされていると、よくないということですね。

最近の子どもたちを見ていても、とても鋭い目で大人の対応を見ていて、大人の言葉の矛盾をついてくることがあるので、ほんと、子どもだからといって気を抜いていたら、間違ったメッセージを伝えてしまいそうでこわいな、と思うことがあります。

子どもを育てているつもりが、いつのまにか自分の姿勢を見つめ直す機会に恵まれているような気がします。

自分の今までの経験を過信せず、謙虚に、子どもと一緒に成長できる大人でありたいと思う今日この頃です。
by Ai (2012-06-30 05:56) 

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