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森を守る人々 [自分のこと・思うこと]

来年の夏、「明治神宮の森に学ぶ 100年先を見据えた都市と自然の共生」というテーマでの体験学習を実現すべく、先週、明治神宮に行ってきました。

今から100年も前に、明治神宮の森は人工的に造られました。
そのときの、その基本計画の骨子は「人手を加えなくても天然更新する永遠の森」。
実際、明治神宮の南参道門から中に入ると、原生林の中を歩いているような、きりりとした空気を感じました。
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本殿前のクスノキの大木。
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見事としか言いようがありません。

社務所で、明治神宮の総務の方、そして明治神宮をフィールドとして緑化推進や稲作の自然体験学習指導も行っている「NPO法人 響」の方にもお話を伺うことができました。

100年前に作られた「林苑計画」を忠実に守り、人が手を加えるのは掃き集めた落ち葉をまとめて森に返すということだけ。
そうやって維持してきた森への誇りと自分たちの仕事への誇りを感じるお話でした。
そして、響の理事の方の、この100年の森で育てたどんぐりの苗を全国に配り、いろんな地域で同じように天然更新する100年の森を作りたいんです、というお話がすごく心に残りました。
そして、誰かが守らないと、こういった地道なことはすぐに切り捨てられることになってしまうという危機感もお話されていました。

森を守る人々。
そのおかげで、わたしたちは日常の都市生活から離れてリフレッシュできるだけでなく、きれいな空気や生物多様性や防災においてもたくさんの恩恵を受けているはず。
そんなことを、子どもたちには感じてほしいなぁと思った東京出張でした。
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