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海ちゃんの反抗 [自分のこと・思うこと]

須磨水族園からの帰りの電車の中。
降りる駅が近づいているのにまだ遊んでいたポケットチャレンジを片づけていなかった海ちゃんに、
「もう着くで。早く片付けて」とわたしが言うと
海ちゃんが怒った顔で言いました。
「うっせーな。今片付けるわ!」

今までわたしの注意に「うるさい」なんて言うことすらなかった海ちゃん。
あまりの変貌ぶりに一瞬言葉を失いました。
お友達も一緒だったので、その場で叱りつけはしませんでしたが、怒りに満ちた顔で睨みつけたようには思います。

お友達と別れて、家に帰ってからは、しゅんとした声で話しかけてくるのですが、わたしは怒りがおさまらず、まともに顔を見て話しができませんでした。

夕食の準備をしてから、海ちゃんに言いました。
「ママに何か言うことない?」
「・・・ごめんなさい。」
「何が悪いと思ってごめんなさいなの?」
「海ちゃんがポケチャレかたづけてなくてママが注意してくれたのにうっせーって言った・・・。」
「海ちゃん、今までママに早くしなさいって言われるたびに、うっせーなって思ってたってこと?」
悲しくなって、涙が出てきました。
涙を流しながら怒るわたしをみて、海ちゃんも泣きました。
「ちがう・・・。」

親が事細かに注意することがうっとおしくなる時期に来ているのはわかっていたけど、もっと早い時期からそんな言葉を使う子がいるのも見てきていたけど、我が子が「うっせー」なんて言葉を親に向かって吐くなんて、ほんとにショックだったし、許せなかったのです。

「もう二度とそんなこと言わない」
涙ながらにわたしに言った海ちゃんの言葉を信じたいです・・・。


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naoko

 ショックだったわね。それを素直にブログに書いて、自分と向き合うAIちゃんがスバラシイ。大好きなママを悲しい怒りにして傷つけた自分が、自分の心まで傷つけたことに気づいた海ちゃん、大きな収穫ではありました。ちゃんと悲しい怒りを海ちゃんに対峙したことがまずは良かったね。

 友だちの中で、その言葉は普通に使われているのでしょうね。そこには、子どもたちの鬱屈した思いが、「うっせいー」という言葉で感情を発露していると見た方がいいかもね。親なら誰でもが思う「子どもが失敗しないように、間違わないように」と道しるべをつけがちですが、親や大人は経験からわかっても、子どもはやってみなければ体全体で分かることにはならない。だから、とっても親や大人の良かれと思う言葉かけは、うっとうしく映るのでしょう。子どもたちが自立するには、失敗する権利がある、間違う権利があると、言われるゆえんでしょう。

 親や大人の見えない子どもの世界で、大いにいろんな体験をしていてほしいですね。
by naoko (2014-08-27 13:46) 

Ai

大人が先回りしてかける言葉をうっとおしく思う時期にきているのだと、頭ではわかってるんだけどね・・・。
なかなか心はついていきません(苦笑)
by Ai (2014-08-29 06:50) 

naoko

 それが親というものよ。北星の親たちはよく言ってました。見えるから気になって一言が多くなるし、期待したくなる。親子と言えども一定の距離を取るのは大事だったって。子どものためというのは自分(親)のためが強かったかな。自分(親)の世界をちゃんと生きていくことだったのかもって。
 いくつもの習いものをさせられていた子どもは、大好きな親が喜ぶ顔に背いてはいけないと思っていたけど、そう管理する親から自由になりたくて、自分探しをしている間につい道を間違え、北星で救われ、大学を卒業するころにしみじみこう語る子が多かったな。「いろんなことをできるのは、俺を思って学ばせてくれたおかげ。親には今では感謝してるよ」と。そこに至るまでにずいぶん時間を要したけど、ちゃんと気づくのよね。

 子どもたちの話をよく聞き、押し付けないで、子どもたちの思いを尊重して向き合っているAiちゃんは、大したもんだと思うよ。そのことは、子どもたちもまた、親の話に耳を傾ける子どもに育つということよね。
 子どもは、研ぎ澄まされた感性の持ち主だから、ほんとに学ばされるわ。
by naoko (2014-08-29 08:39) 

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