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親が今の社会のことを学び直した方がいい [子どもの教育]

リベルタ学舎さんが、立命館アジア太平洋大学学長の出口治明さんを神戸に招いてのイベントを行うそうです。
人生を面白くする教養のつけ方、活かし方

出口さんの話、聞きたいなぁと思いサイトを見てたら、リベルタ学舎代表の湯川カナさんと出口さんの対談記事を見つけました。

ロングインタビュー「好きなように生きるのが、あなたがこれから食べていくためには欠かせない」
http://nariwai-kobe.com/?p=1783


AIの登場によって社会の構造が大きく変わり始めた今、知識を詰め込んだだけの人間、言われた通りのことをするだけの人間は役に立つ場面がなくなってしまう。
前半の社会の構造論の話は、最近読んだ本「AIとBIはいかに人間を変えるのか(波頭亮著:幻冬舎)」にも書いていました。
知識をもとに新しいアイデアを生み出す考える力を身につけるには、自分の頭で考える、判断する経験を積むことが大事なのだと思います。

最近は、子どもが決めた進路に親が自分の価値観で口出しすることが多いという湯川さんの話に対して、出口さんがおっしゃるのは

「動物は、こどもが成長したら、巣から追い出しますよね。それをしないという「動物としての不自然さ」が、社会にゆがみを生じさせているように思います。」

「親はこどもより先に死にますよね。そのときにどうするつもりなのでしょう? こどもを依存させている親を見ていると、こどもにしがみついて一緒に沈もうとしているのかと思いたくなるくらいです。親も、いまの社会のことを学びなおした方が良いですね。」

耳が痛い話ですが、確かにそうだと思います。
自分たちの子どもの頃とは全く違う世界を生きていく子どもたちに、親がしてあげられる一番のプレゼントは、既に役に立たなくなっている自分の経験を語るよりも、子どもが自分で自分の納得のいく人生を選択していけるように、たくさんの人やモノとかかわる経験をさせることでしょうか。


「いまや人生100年、親もなかなか死なんでしょう? 時間は十分にあるのだから、まずは責任をもって自分の夢にチャレンジしたらいいと思ってるんですよ、私。時代遅れの自分の価値観や、できなかった自分の尻拭いを押しつけるなんて、本当にこどもの命に失礼だと思って」
こちらは湯川カナさんの言葉。


人生100年と思うと、40代でもまだ人生の曲がり角まで来ていないんですよね。
そこで、やりたかったことを諦めるのも確かに早いように思います。

いろいろ考えさせられるインタビュー記事でした。
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