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地域で子どもを育てるということ [学童保育]

連休最後の日曜日は、朝から学童保育所の運営委員会と保護者例会、そして総会でした。

わたしは昨年から運営委員に就任しています。
地域方式の学童の運営は、地域の代表が運営委員となり、学童に子どもを預けて働く親で構成される保護者会及び保護者役員会に運営を委託しつつもサポートする、という仕組みになっています。
日々の保育をしてくれる指導員さんの採用や給与支払いは保護者役員が行なっていますが、毎年交代する役員で行うのが大変な部分を長期的視点で考えるのが運営委員会だと思っています。

神戸の地域方式の学童の中では最も在籍児童保護者が多く、運営が安定している学童ではありますが、指導員体制の問題、助成金に代わる運営資金調達のための取り組み、そして場所問題と昨年からの課題がそのまま残っている状態です。
それでも、子どもが卒所した保護者が学童の運営のために奔走するこの仕組みはまさに地域で子どもを育てるということなんだなあと毎回総会の度に思います。

今年の総会にも児童の通う小学校の校長先生が一人来てくださっていました。
この学童が出来た35年前、ちょうど教師になりたての頃で、学校での仕事が終わった後に学童で子どもたちの成長を見守っていたそうです。
ここの小学校は、土砂災害警戒の恐れがあるときに学童の子どもたちが避難する避難所に指定されていて、昨年も一昨年もお世話になっているのですが、こういう校長先生がいるから、学童の子どもたちを受け入れてくださっているんだなあと思いました。

学童では、自分の子どものことだけではなく、どの親も子どもたちを我が子同様に面倒をみるし、子どもたちもいろんな親たちに囲まれて過ごすことに慣れています。
こういう学童のいいところも、過去の保護者が、そして運営委員会が引き継いできて今があるのだと思います。

地域で子どもを育てるモデルケースのようなこの学童が、うちの子どもたちが社会人になっても「ただいま!」と戻れる場であるように、今年も学童の仲間たちと一緒に頑張りたいと思います。
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