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愛情弁当論に思う [ワークライフバランス]

地域の人たちが集まるまちなか食堂。
今月、中学校給食の話が話題になったときに、60代くらいの女性の方が
「お弁当は親の愛情表現だから、忙しくてもお弁当は毎日作るべき」
「働いていても、子どものためなんだから5時起きでもして頑張るべき」
という話をされていました。

愛情弁当論を真っ向から聞いたのは初めてで、あ、こういう考え方の人ってまだ身近にいるんだという驚きと、母親はかくあるべきという固定観念への反発で言葉を失ってしまいました。
隣にいた友人が、
「わたしはお弁当作っているけど、正直冷凍食品ばかりの御弁当になると、手作りのものを食べさせたいと思うこともある」
「お弁当を作ることが絶対無二の愛情表現っていわれると、ちょっとね~」
と柔らかい言葉で話をして、そのうち話題はうつったのですが。

こういう自分と正反対の価値観を持つ人のストレートな発言を耳にしたときに、相手を否定せずに自分の立場を理解してもらうためにはどうしたらよかったんだろう?と後からすごく考えました。
自分の愛情表現としてお弁当づくりにこだわってきた人は、親の愛情と弁当は関係ないなんて言われたら自分を否定された気持ちになるでしょう。
御弁当作りを頑張ることを否定するつもりはさらさらないのですが、母親は毎日お弁当を作ることが絶対的義務とされると、やはりちょっと違うんじゃないのと思います。

いろんな人がいて、いろんな考え方はあっていいと思うので、その場で相手を説得する必要はないのでしょうね。
ただもっと違う価値観もあるということは、声に出したほうがいいんだろうなと思います。
価値観の押し付けあいになると、相手を不快にさせることがあるということは、自分も気を付けておかないと・・・と改めて思いました。
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