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全国学童保育研究集会に参加してきました [学童保育]

今日は全国学童保育研究集会の初日でした。

今年の全国研は神戸で開催するとのことで、兵庫県の学童はおもてなしの側。
子どもたちによる踊りと合奏の歓迎行事が最初にあり、あーちゃんの通う学童の子どもたちも夏休み前から練習をしていました。
リハーサルから付き添っていたパパいわく、リハーサルではぐだぐだだった子どもたちでしたが、本番は国際展示場のホールを埋め尽くす大観衆の前できちんと頑張っていました!
あまりにも広い会場に点在しすぎてあーちゃんの姿がまったく見つけられなかったのは残念でしたが。。。
2017-11-04T21:23:44.jpg


今19歳になった学童OGの子の、学童に通えてよかったというお話も、熊本、陸前高田、宮城、福島からの震災のお話もすごくよかったです。
自らも被災しながら子どもたちが安心して過ごせる居場所を作るために奔走していた被災地の指導員さんのお話には涙が出ました。
当たり前の日常が当たり前ではなくなる自然災害が起こったとき、学童の、そして地域の本当の絆が問われるのだと思います。

基調講演をしてくださったのは日本福祉大学名誉教授の近藤直子さん。
小学生の心のひみつ、と題して自分の小学生時代、息子さんの小学生時代の実話を交えながら、小学低学年の子どもの心、高学年の子どもの心をわかりやすくお話してくれました。
幼児さんからティーンエイジャーに、ぐんと成長する過程が小学生の時期。
この時期に、親と学校以外に多様な価値観を教えてくれる、異学年の多様な子どもたちの中での集団生活を送れる学童の存在は非常に大きいものだと思いました。

以前、学童のOGの方が「この学童を卒所した子どもたちは、みんな本当にいい子に育っています」という話をしてくださいましたが、学童期に自分の親だけでなくたくさんの大人とお兄さんお姉さんたちが見守ってくれる、愛情持って接してくれる環境で育ててもらえるからこそ、学童に通う子どもたちは自己肯定感が高く、年下の弱い立場の子達にも思いやりをもって接することができる子どもに育つのだと改めて思いました。
そういう意味では、放課後の時間を決まった友達とだけで過ごしたり、塾・習い事の往復とゲームとテレビだけで過ごす子に比べて、豊かな時間を過ごさせてもらえる学童に通わせてもらえることがとてもありがたいことだと思います。

小学高学年になったら、親は子どもと向き合うのではなく、横に並ぶイメージで一緒に何かをする、見守る姿勢が大事だというお話にも納得しました。
終わった後に、話を聞きにきていた中1の女の子に、「先生の話、そうそう、って思った?」と聞くとおおいにうなずいていましたし、その後海ちゃんにこのことを話したら、「そうそう、面と向かっていろいろ言われると、ほんとうっとおしい。わたしは別に悩んでいることないけど、あっても親には言わない。友達に相談する。」と断言していたので(苦笑)、先生の言うことは小学高学年の子どもの心を適格に捉えているのだと思いました。

大人の思い通りに行動しないこと、うまくいかなかったことを責めたり反省を促すのではなく、好きなことを思いっきりさせてやる、わくわくすることをたっぷり考えさせてやることで、子どもはイキイキと目を輝かせ、いい方向に伸びていくというお話は、子育て中の保護者みんなに聞いてほしいお話だと思いました。

参加して本当によかったです。
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