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世界の中でも著しく男女不平等な国 [ワークライフバランス]

今朝の日経を開いて最初に目に飛び込んできた記事。

ダボス会議を主催している世界経済フォーラムが発表した各国の男女平等の度合いを示した2017年版「ジェンダー・ギャップ指数」によると、日本は調査対象144カ国のうち、114位と前年より3つ順位を落とし、過去最低となったとのこと。

女性の閣僚や議員の少なさで政治は123位。
男女の収入格差と専門職、技術職の少なさで経済は114位。
識字率は高いものの、高等教育の在学率が101位という結果が足を引っ張り教育の分野でも76位。
こんな不平等な国で、よく頑張ってるわ、わたしたちと思わず言いたくなります。

ハフポストに載っていた東大教授・瀬地山角氏のインタビューでは「日本では女性が構造的に差別されている」という言葉がありました。
”「女子はそんなにガツガツ勉強しなくてもいいから、地元の短大で」といった価値観が根強く残っている。”
”高校生の段階ですでに、女性が自分の能力の限界まで挑戦するということを、男性に比べて許されていない。女性が教育投資の対象になってない。女性が家計を支えるという考えがそこにはない。これこそ構造的な差別です。”

確かに、女性が能力の限界まで挑戦して活躍するようになることを本当に社会が望むなら、就労意欲を押し下げる103万の壁や年金の第3号保険者のような考え方はすぐに撤廃してしかるべきでしょう。
そういう政策が出てこないのは、政治の世界に女性が少なすぎるからとも言えると思います。
能力のある女性が男性と同じように経済界でも政治の世界でも活躍するようになれば、幼児教育の無償化といって高所得世帯の幼稚園費用を無料にするよりも、誰もが希望の保育所に子どもを預けて働けるように保育園の充実を最重要課題とするでしょう。

いろいろ考えさせられました。
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