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医療の届かない人に医療を届ける [自分のこと・思うこと]

毎月定額寄付をしている特定非営利法人ジャパンハートから少し前に届いていた年次報告書。
今朝ようやく中身を開いて読んでみました。

最初に飛び込んできたのは代表である吉岡医師の言葉。


この年になっても時折、神様に会ったような気がする時がある。
瀕死の子どもが、回復し食事を食べ始めた時。
大きな手術をした子どもが、深夜そっと様子を見に行くと母親にしっかりしがみついて寝息を立てて寝ていた時。

こんな私でもまず誰かのために少し力を出してみたら、きっと困った時や苦しい時は誰かが助けてくれる、きっと静かに見守ってくれている大きな力が働いて私を救ってくれるのではないかと無邪気にも信じている。
だからかもしれない。
今日もアジアのどこかで病気の子どもたちのために精一杯働かせてもらっている。


カンボジアは貧しい人々に医療が届かない国。
未だ1歳になる前に年間1万人もの子どもたちが亡くなっているそうです。

ミャンマーは保険制度が整っておらず、貧しい人々が病院に行くことを諦めてしまう国。そして国境地域では、貧しさゆえにたちがたった数万円ほどで人身売買されているそうです。

ジャパンハートはミャンマー、カンボジアなどの医療の届かない田舎で病気の子どもたちに医療を届けるだけでなく、日本でも過疎地に医師看護師を派遣する事業、被災地に医療を届ける事業、小児癌の子どもたちが笑顔になれるイベントなど幅広い活動をされています。

以前、吉岡医師の講演を聞いた時にも思いましたが、この人を突き動かしている力は、誰かのために自分ができることがあることをわかっていながらそれを放置できないという思いのような気がします。
そして、活動を通して救えるいのちを、一人ずつ救っているジャパンハートの活動に、少しでも力になりたいと改めて思いました。


わたしがこのブログを書いている今この瞬間も、貧しさゆえに、病気で苦しんでいる子どもたちとその家族が世界中にはたくさんいる。
その人たちのために、わたしができることはないかもしれないけど、その事実を知って自分にできることを考えることは、忘れたくない。
そんなことを考えさせてくれた年次報告書でした。


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