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ワークライフバランスを実現しているニュージーランドという国の話 [ワークライフバランス]

毎月第一金曜の夜に参加している「社会をつくる女子ゼミ」。
今月は「女性が働きながら、もっと幸せにくらす方法って?」というテーマで、ワークライフバランスの取り組みを長年実現してきたニュージーランドに詳しい小西さんという方をゲストに迎えて、ニュージーランド事情を伺うという内容でした。

ニュージーランド人の価値観を伺うという意味では、以前聞いたニュージーランドに20年以上住んでいる恵子ウィズリントンさんのお話のほうが詳しかったのですが、今回面白いなと思ったのは
「"Do"(何をするか)よりも"Be"(どうありたいか)を大事にする」
という考え方。
例えば、「料理が好きだからシェフになりたい」というのは"Do"(何をするか)から考えた進路選択。
でも、"Be"(どうありたいか)から考えると「美味しい料理を食べたときの、みんなの幸せそうな顔をみるのが好きだから、料理で人を幸せにする自分でありたい」、その手段としてはシェフになること以外にも、農業、食品開発、食品加工センター、料理教室の先生、などたくさんの選択肢が見えてくる。
こういう発想の転換って大事だなぁと思いました。

「ニュージーランドの女性には、専業主婦願望ってないんですか?」
という質問をしてみましたが、「ないですね。」とのことでした。
子育てはパートナーと、そして社会全体でするものという考え方が当たり前だからだそうです。
ちなみに、スペインに住んでいたことのある主催者の湯川カナさんのお話では、子どもが熱出して、さっさと帰らない男は会社での評価が下がるのだそうです。
自分の家族を守れないやつがいい仕事できるか!という理論だそうで。

以前聞いた恵子さんのお話でも、ニュージーランドの子どもは16歳で経済的自立を求められるという話があったことを思い出しました。
経済的自立と専業主婦という言葉は両立しないので、専業主婦願望がないのは当たり前といえば当たり前。

日本も戦前までは家族総出で農業なり商売なりしていたはずなので、戦後、「企業戦士」と「専業主婦」をセットで導入した誰か(それは日本社会全体かもしれません)が、社会全体での子育てという観点を日本人から奪ったということなんだろうなぁ。

そんなことを考えた今回の女子ゼミでした。

ちなみに社会をつくる女子ゼミ、来月からは実際に自分たちが住みたい町の政策をつくるということにチャレンジしていくそうです。
どんなことを実現したいかな?
やりたいことはいろいろあったような気がするので、またじっくり考えてみたいと思います。
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