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反抗期はくるのか? [子どもの教育]

先週金曜日、毎年11月に実施している子育てを終えたお母様へのインタビューというのを行ってきました。
もう今回で4回目になるこのインタビュー、わたしの一番好きな仕事です。

今回お話を伺ったお母さんは、かなり厳しい方でした。
びっくりしたのは、子どもの自立のためには、まず自分が子どもから手を離さないといけないと考え、小学4年生のときから朝起こすのもやめたとのこと。
それでも、早寝早起きの習慣がついていたので、すんなり自分で起きてくるようになったとのこと。
毎朝、子どもたちを起こすのに時間と労力を使っている我が家を振り返って、朝起こさなかったらどうなるんだろうと考えてしまいました。
多分、子どもたちは困らないと思いますが(家を出る時間と比較して起こす時間が早いので)家族で一緒に朝ご飯が食べれなくなって、さみしいのは親のほうだと思ってしまいました。

このお母様は、周囲からは「鬼母」と言われていたそうで、カバンのチェックもしないし、送り迎えもしない。
悪いことは悪いとがっつり叱るし、好き嫌いと食べ残しは許さない。
ただ、そんなふうに厳しく育てても、反抗期はなかったそうです。
お母様自身は、反抗期を覚悟していたそうですが、相談した方に
「お母さんが必死で頑張って生きているのを見ている子どもは反抗なんてしないよ」
と言われたそうです。
そういえば、この方も、昨年お話を伺った方も、女手ひとつで、でも子どものやりたいことを実現させるために仕事もしながら必死で生きてきた方でした。

必死で生きている親の後ろ姿を見て育った子は反抗なんてしない。
一般論として言えるのかどうかはわかりませんが、我が子の反抗期がいつくるのか、覚悟しとかないとと思っていたわたしには響く言葉でした。

親が子離れして、自分の人生を一生懸命生きる姿を見せることは、子どもにとって、実は一番確かな愛情を感じることになるのかもしれません。
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