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先生との交換日記 [小学校のこと]

海ちゃんの担任の先生は、子どもたち一人一人と交換日記をしているそうです。

お友達との交換日記は楽しそうに書いている海ちゃんですが、先生との交換日記は「何書いたらいいんやろ~」とぶつぶつ言いながら書いていたこともあり、海ちゃんにとって今の担任の先生はなんでも打ち明けられる対象じゃないんだなぁと思いながら見ていました。

昨日、学校で納得いかなかったことがあったという海ちゃん。
感情のコントロールがとても苦手な男の子が、朝の読み聞かせのときに座る場所のことで「ここはいやだ~」と大声を出したそうです。
周りの子たちが「〇〇ちゃん、ここに座り~」と言っても「いやだ、いやだ」と周りの子たち、そして何も言っていない子達の足も踏んでまわったとのこと。
「〇〇ちゃん、やめてよ」という大きな声が隣のクラスまで聞こえて、隣のクラスの担任の先生が彼を教室の外に出してなだめてくれたそうなのですが、その場にいなかった担任の先生が、あとでその話を聞いてみんなにかけた言葉は、「どうして誰も〇〇ちゃんが嫌な気持ちになった理由を聞いてあげられなかったの!?」
海ちゃんを含め、クラスの子どもたちは皆「そんな状況じゃなかったし・・・」と不満いっぱいだったそうです。

海ちゃんは、言いました。
「自分の思い通りに座れなかっただけで、周りの子や関係ない子の足を踏んでまわるのはよくないと思う。
そんなことされたら、誰だって嫌だし、みんなが嫌な思いをしているのに、わたしたちの気持ちを聞かないで〇〇ちゃんに気持ちを聞いてあげれなかったことだけ叱られるのっておかしいと思う。
先生だって、わたしたちの気持ちを聞くべきだと思う。」

・・・そのとおりだと思います。
自分が見ていなかった状況で起こったことであれば、まずは双方の言い分、話をしっかり聞くことからはじめないと、一方的に心の弱い子をかばうだけでは、自分たちから心の弱い子にどう接していったらいいのか学ぼうとする気持ちにすらならない。

一方で、優しくしてあげないといけないとは思っているけど、どうしても彼の態度が嫌で仕方なくなる自分に対しても葛藤があるようです。
「〇〇ちゃん、いやや」と思ってしまう自分が嫌だし、どうしたらいいんだろう・・・とも言っていました。

海ちゃんに、交換日記に今海ちゃんが思っていることを書いてみたら、と提案してみました。
わかった!といってもくもくと机に向かった海ちゃん。
自分の気持ちを全部書いてすっきりした、といっていました。
翌日先生からのお返事をまだもらっていないとのことで、先生がどんな言葉を返すのか海ちゃんはドキドキしていますし、わたしもとても興味深いです。
(交換日記なので、わたしは海ちゃんの書いたものを読んではいません)

文章に書くことで、冷静に自分の気持ちを振り返り、考えることができるのは日記のいいところだと思っています。
どうしたらいいんだろう・・・と思ったとき、心から納得いく答えはやはり自分で見つけないといけない。
日記を書くことで、その気持ちの整理ができたらいいなと思っています。

一方でこうやって、人間関係に悩む年頃になったことにも成長を感じます。
大いに悩んで、いろんな人との接し方の経験を積んでいってもらいたいなと思います。
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