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ニュージーランドのライフスタイル [子どもの教育]

土曜日は、ニュージーランドで留学生やホームステイされる方のアドバイザーをされている恵子ウィズリントンさんを迎えての「ライフスタイルセミナー」を行っており、わたしも取材でお手伝いに行っていました。

リタイア後の人生をよりよく生きるという趣旨のミドルエイジ向けセミナーだったのですが、その中でニュージーランドの親子関係の話がありました。
NZでは子どもの自立を非常に重んじていて、7-8歳で自分のランチボックスを作ってもっていくのが普通であり、16歳で経済的に自立するのだとか。
高校を卒業した後大学に行く子どもたちには政府から無利子の奨学金がもらえ、大学を卒業した時点で大学時代の学費という借金を背負って社会に出るので、お金を返すために必死に就職活動をするのだそうです。
日本のような、30歳になっても親のもとで自分探しの旅を続けるなんて考えはまったくないのでしょうねぇ。
衝撃的でした。

恵子さん自身も、3女が今年大学に入学して自分の手を離れ、何か困ったときには思わず手を出そうとしてしまうけど、そのたびにNZの友人には
「あなたが娘さんの人生を生きようとしたらだめよ。あなたは自分自身の人生を生きなさい。」と言ってくださるのだそうです。
個人主義だからといって殺伐としているわけではなく、人口が少なく助け合いの精神が根付いているから、教師をしている母親が自分の子どもが熱を出したときに自分のおしえている学校の教室に子どもを連れてきてすみでお絵かきとかさせていても、誰も文句は言わないのだそう。
このあたり、うらやましい限りです。

子どもの教育費を大学まで負担することがないので、親が子どもに老後の面倒をみてもらおうという発想もないそうです。
二世帯で住む家庭もないことはないですが、それでも親の住居スペースと子どもの住居スペースは完全に別。(玄関も別のところがおおい)

その代り、リタイア後は夫婦が生活単位で、あなたのbestフレンドは?と聞くとたいてい「妻」「夫」と答えるのだそうです。
子どもが巣立った後は、あくまで、パートナーとして最後まで生きていくのですね。

ニュージーランドの方の価値観、わたしはかなり共感できます。
とても興味深いお話がきけてよかったです。
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