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マタニティ・ハラスメント [ワークライフバランス]

最近はセクハラ、パワハラに続いて
マタニティ・ハラスメント(=マタハラ)という言葉があるそうです。
毎週愛読している日経ビジネスオンラインに掲載中の河合薫さんのコラムで知りました。
「時短なんて甘ったれるな?」 “マタハラ”に遭うワーキングマザーの苦悩

働く母として、妊娠・出産を理由に職場で孤立してしまう女性が存在するという事実には
やはり、やりきれないものを感じます。


「働く母」として、ひとくくりにされがちですが、子育てを取り巻く状況は一人一人全く違うので、
Aさんは時短しなくても子どもが熱を出しても近くで助けてくれる存在があるからフルで働けるけど、
Bさんはそういう助けがないから時短もしつつ子どもの病気で突然休みがちとかいうことが
同じ職場で同じ年齢の子どもの母であってもどうしても起こります。
環境が違うので、仕方ないことだと思うのですが、
どうもそこであの人ができるんだからあなたもできないと、みたいな視線は感じるのだと思います。

以前「ワーキングマザー」という言葉を使っている時点で働く母を特別扱いしているという意味で
女性活用の取り組みはまだまだ、というお話をどこかで聞いたことがあるのですが、
(確かに働く父親をワーキングファザーとは言わないですよね)
働く母だけを特別扱いするのではなく、
すべての働く人たちが定時に帰宅してアフターファイブを自己研さんや趣味、
子育て、介護と今やりたいこと、やらなければならないことを自由に行えるような働き方を認められるように
日本社会というか働き方の概念自体を変えて行かないと、
肩身を狭くして育児をする女性の苦悩はなくならない気がします。

そんな厳しいご時世にあって、同僚にも上司にも恵まれて仕事を続けることができているわたしは
やはり恵まれていると思うし、職場のみなさんには感謝の気持ちでいっぱいです。
以前、取材を受けたと書いた「ワーキングマザーの本音を探る」というタイトルの新聞記事
最終原稿にもサブタイトルに大きく「自然に感謝の気持ち」と書かれていました。
(この新聞記事は本日掲載だそうです)

周囲の支えがあって今の自分があること、これからも忘れず働きたいと思いますし、
同じようにフルタイムで働き続ける女性が増えていってくれることを心から願います。
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