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育児支援、お金より時間 [ワークライフバランス]

12月7日の日経「衆議院選に向けて U-40私の視点」というコーナーに
ワーク・ライフ・バランス社長の小室淑恵さんのインタビューが載っていました。

「子育て支援というと、各党とも子ども一人にかける金額の多寡を競う。
しかし子育て世代に必要なのは、お金より子育てに充てる時間だ。」
という主張には働く母として大いに共感します。

もちろん子育てにはお金がかかるのですが、
月々1万円程度の手当をばらまくくらいなら、
母親が就労できる環境を整えるほうがよっぽど家計は潤いますし、
優秀な女性が働き続けることで企業も採用研修にかかるコストを大幅に削減できるはず。

基本的には母親も働き続けることで、子育てに必要なお金を稼げるようにして
本当に経済的に困窮していて、子どもの教育や健康に支障がでる恐れのあるような世帯には
それこそ義務教育の間は医療費も教育費も免除するような社会福祉で対応するほうが
税金の使い道としては有意義なのではないでしょうか。

小室さんは、
「求められる支援と各党がアピールする政策が食い違っている・・・」
として、長時間労働の是正のために、時間外労働に支払う給与の割増率を高め、
長時間労働させるほうが経営にとってマイナスになるような政策を提案しています。
「そんなの無理だ・・・」なんて声がさっそくあちこちから聞こえてきそうですが、
問題解決において、先送りは何のメリットも生みません。

「抜本的解決」なんて言葉、よくあちこちで耳にしますが、
本当に抜本的な解決は政治家のおじさまたちには思い浮かばないんじゃないかしら。
子育て、教育、そして消費においても鍵を握るのはいまや女性たち。

もっと謙虚に女性の言葉に耳を傾けてもらいたいものです。
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