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いま、子どもをもって働くということ [ワークライフバランス]

最近、時間を見つけて本を読むようにしています。

最近読んで衝撃的だったのはこの本。
「迷走する両立支援 いま、子どもをもって働くということ」

迷走する両立支援―いま、子どもをもって働くということ

迷走する両立支援―いま、子どもをもって働くということ

  • 作者: 萩原 久美子
  • 出版社/メーカー: 太郎次郎社エディタス
  • 発売日: 2006/07
  • メディア: 単行本



筆者がインタビューした育児休業を経て、復帰したのに
退職を選んでしまう女性の直面している現実を知ると、
「ファミリーフレンドリー」と言われる企業で働いていても、
自分なりのバランスを実現することが難しいことがよくわかります。

改めて自分の恵まれた状況に感謝しましたし、
夫の「育児感」と自分の「育児感」の間で感じるジレンマは
おそらく多くの働く女性が共感するものだろうと思いました。

そして、働く親の気持ちを無視して進む保育所再編の話。
幸いわたしは保育所の多い地域に住んでいますが、
保育所再編が進む地域では、
働いている親が参加できるかどうかを考えることもなく
平日の昼間に説明会が開かれ、
そこで話し合われた内容を全く無視したかたちで再編の話が進むという現実。
いったい誰のための保育所なんだ?

迷走する両立支援。
それはまさに、「誰のための」両立支援なのか、
子育て世代の本音に耳を傾けることなく机上の議論だけで進むから
ボタンの掛け違いのようなことが起こっているように思えます。

企業や政府の取り組みが100点満点ではないことは明らかですが、
子育て世代がもっと声をあげなければ、
わたしたちの子どもたちにも同じ、いやもっとひどいしわ寄せが行くのかもしれない。
普段自分の時間なんてほんとにわずかしかとれない中ではありますが、
ちゃんと本を読んで勉強して、
きちんと議論ができる土台を作っておくのは大事だと改めて思いました。
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