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コウノトリとの共生 [自分のこと・思うこと]

仕事で、豊岡市のコウノトリ野生復帰プロジェクトの話を知りました。

戦後の経済成長の中で、住処となる松の木が伐採され、農薬の使用が広がるにつれて餌となるカエルやドジョウ、フナなども減り、野生のコウノトリは日本の空から姿を消してしまいました。
最後の一羽が生息していた豊岡市では、コウノトリと共に生きる豊岡を目標に、共生のための自然環境作りとして餌場としての湿地帯や、休耕田を利用したビオトープ(昆虫、魚、野鳥など小動物の生息環境や特定の植物の生育環境を意識した空間)を設置、農薬を使わない米作り、営巣木や人工巣塔の整備などを進めてきたそうです。
行政や市民が一丸となってコウノトリが生きていたかつての日本の自然を再生することを目指した結果、現在では放鳥と自然下での繁殖で100羽以上のコウノトリが野外で暮らしているそうです。

日本だけでなく世界のあちこちで人間の便利な生活が生態系を破壊しているというニュースを聞きますが、このように人々の取り組みで絶滅しかけていた動物がまた繁殖できることもあるんだとうれしく思いました。

環境問題は大きすぎて自分の小さな行動なんて無力なものと感じることも多いですが、そうではないな、と思わされた豊岡市の取り組みでした。

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