宇崎竜童さんのライブ

今日の会社の全社研修には、スペシャルゲストで宇崎竜童さんが来られていました。

71歳だそうです。
全然そんな年には見えない。見た目も声も若々しくかっこよかったです。
ＭＣもすごく面白かったのですが、その中で印象的だった一つは、ある作文コンクールで奥様が選んだ作品、それはベトナムから難民船で日本にやってきたベトナムの女の子の書いた作文をもとに作られた曲の話でした。
自分とお母さんは無事日本に到着し、学校に通うことができたのですが、お父さんと弟は大きな船に向かうために乗ったボートが沈んでしまい、亡くなられたのだそうです。
そのお父さん、弟を亡くした悲しみ、戦争のために祖国を捨てなければならなかった悲しみ。
戦争への怒り、平和への、そして家族への思いが溢れる作文に胸を打たれて書いた曲を歌ってくれました。
涙なしでは聞けませんでした。

デビュー当時、米軍キャンプでライブをしていて、仲良くなったアメリカ兵がベトナム戦争に招聘され、2度と戻ってこなかった話もしてくれました。

曲は『港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ』くらいしか知りませんでしたが、一生懸命生きている人たちへ、音楽を通じて何かを伝えたいという思いがすごく伝わってくるライブでした。
前向きに生きることへのエネルギーをたくさんいただいた気がします。