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小児外科医 吉岡秀人さんのお話 [自分のこと・思うこと]

先週の土曜日は、日本青少年育成協会が主催する教育講演会受付のお仕事をしていました。
今年の教育講演会は、「日本は世界の何に貢献できるのか」というタイトルで、
同志社大学学長の村田晃嗣氏による「同志社が目指すグローカル教育」
海外で貧しい方のための無償医療を行っているNPO法人「ジャパンハート」の吉岡秀人氏による
「世界で戦う現場力の作り方」
APU立命館アジア太平洋大学前学長のモンテ・カサム氏による
「地球規模の課題解決ができる人材の育成」
という3つの講演が行われました。
受付をしていたので同志社の村田学長のお話は聞けなかったのですが、
吉岡秀人さんの講演は圧巻でした。

小児外科医師である吉岡さんは、
ミャンマーやカンボジアなどで貧しさのために十分な医療が受けられない子ども達のために
無償で診察・治療や手術を行っています。

小児癌で口にできた腫瘍が大きくなり母乳が飲めなくなった赤ちゃんを連れてきた母親。
もう手遅れだとわかっていたけど、手術して口に出来た腫瘍をとり、
もう一度お母さんの母乳がお腹いっぱい飲めるようにしたと言います。

「医者は命を助けるだけではない。その人の人生の質を変えることができる。
たとえ助からなくても、その人が生きた証を楽しい思い出として残してあげたい。」
辛い闘病生活の中でも、幸せだった瞬間を本人と家族の記憶に残すことができれば
辛い記憶としてすべてを消し去ることなくその人の生きた証が残るはず。
そういう思いで無償医療を提供しつづけている吉岡さん。
この母親にも、母乳を幸せそうに飲む赤ちゃんの顔が幸せな記憶と残るのでしょう。

東南アジア特有の脳瘤という病気。
頭蓋骨に穴があいて脳が飛び出してきて顔が変形してくるのだそうです。
「バケモノ」と言われるのが嫌で学校に行けなくなる子どもたちに
その手術をして穴をふさいであげることで、もとの顔に戻り、
自信を持ってまた学校で教育を受けることができるようになる。
人生の質を変えるというのは、病気のために閉じ込められた可能性を開いてあげること。

ただ、日本円で何万もかかる手術や治療を貧しい人は受けることができない。
だから、吉岡さんは無償の手術と診察を行っているといいます。
訪問看護が必要な患者には、訪問看護を続ける。
お金がなくて治療を受けれないと病気の悪化と死を待つしかなくなる患者さんがいる。
病気で苦しんでいる患者さんを引き受けることが、
「君は、生きている価値のある人間なんだ。」というメッセージを送ることなんだとおっしゃっていました。

情熱大陸にも何度も取り上げられている吉岡さん。
講演会で、その番組の一部を上映してくださいましたが、
一人一人の命と、そして一人一人の人生と真摯に向き合う姿に涙がとまりませんでした。

吉岡さんの活動や熱い想いは、吉岡さんのブログにも綴られています

うちの子どもたちにも、遠くにいる知らない誰かのためにも
一生懸命になれる大人になってほしいと思うと同時に、
自分自身もそういう人間になりたいと改めて思ったのでした。
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naoko

想像力をいかに豊かに育んでいくかですよね。仕事と子育てに加えて、ぎりぎりのところで学童の役員もやる、それって、同じ働くママたちを思い、指導員の大変さにも思いを広げ、ひいては子どもたちの成長のためにもと思いが広がってのことでしょう。後で振り返ってみると、大変だった分、自分が豊かになっていることに気づくでしょう。そんな自分の変化はうれしいもの。そんな積み重ねから、いろんな人に思いを寄せて、自分のことのように一生懸命になれる自分が広がっていくに違いありません。Aiさんはもう歩き始めているなあと思います。吉岡さんの生きざまに感動し、奮い立たせている自分を見ているものね。
by naoko (2013-05-30 09:15) 

Ai

ありがとうございます。
吉岡さんの著書にあった、「成功しようと思って頑張っているんじゃない。誠実であろうと思って頑張っているんだ。」という言葉も印象的でした。
by Ai (2013-05-31 11:59) 

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